デビューを2週間後に控えた鈴木悟が公開練習!「仮想・鈴木秀樹」の兼平大介を相手にエキシビジョンマッチ!

2018.10.17

鈴木悟公開練習
鈴木悟公開練習
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10月17日(水)、稲田堤HEAT-UP道場にてとどろきアリーナ大会でのデビュー戦を2週間後に控えた鈴木悟(以下悟と略)が公開練習を行った。とどろきと同じく飯塚優とタッグを組み、対戦相手には現ユニバーサル王者の兼平大介、引退する近藤“ド根性”洋史が立ちはだかる。

飯塚のドロップキックが近藤にヒット、両軍交代で悟と兼平が対峙する。実戦形式の練習で悟が出した最初の技はローキック、兼平の左太腿に当たる。コーナーに詰めた兼平は離れ際に逆水平、エキサイトした悟はチョップで返すが兼平の当たりが強い。そこで悟は胸板へのミドルキックにチェンジ、長身の悟だけにフォームが崩れないミドルキックが兼平を襲う。続けてジャンピング・ニーパットが兼平にヒット、飯塚にタッチ。

飯塚が近藤のスライディングヒップを食らい、吹っ飛ばされる形で悟に交代。悟は近藤を右ミドル連打でロープ際に追い込み、胸板へのパンチを連打。これが悟の得意技になるスズキサトルサイクロン、通称SSC。続けてジャンピング・ニーパットからボディスラムで叩きつけ、サッカーボールキックからPKと近藤を攻め込む。SSCからのコーナー突進をスピアで切り返した近藤が兼平にタッチ。兼平はコーナーに追い込んで逆水平からブレーンバスター。カットに入った飯塚にも狙うが、スタンドでの腕極めで切り返す飯塚。コブラクラッチからその場跳びの膝蹴り、悟とのサンドイッチPKを決める。あっという間の5分間はここで終了。

試合後囲み取材

--仕上がりはどうか?
悟「あと2週間ありますので、できることを31日までにしっかり仕上げたいです。まだまだ至らない点はありますが、今の時点でできる最高のパフォーマンスをお見せします。」
--実戦的な練習を始めたのはいつから?
悟「7月くらいからでしょうか。もう4ヶ月になります。」
--飯塚選手はずっと一緒にやってきた?
飯塚「はい、合同練習でご一緒させてもらっています。」
--この4ヶ月で悟選手の実戦経験を見てどう思ったか?
飯塚「やはり自分の武器を持っていらっしゃって、スタートの位置がすごく高いところから始まっていると思っています。すごく頼もしく感じています。もしかしたら本当に鈴木秀樹(以下秀樹と略)選手から一本取れるかもしれない、そんな試合になると思います。」
--今の飯塚選手の言葉を聞いて
悟「いや~、嬉しいですね。ただ、プロレスのトレーニングは初めてで、動きにしても実際にやってみると全然違うものですし。この数ヶ月のトレーニングで成長は感じていますし、タッグマッチということで頼もしい相棒もいますのでそこは頼っていこうと思います。」
--今まではマットに寝るということはなかったですよね?
悟「ああ~、そうですね。ただグラウンドはなかったですが、シュートボクシングの頃はバックドロップで(相手を)投げていますからね。」
--ではグラウンドに違和感はない?
悟「そうですね、その辺は柔道の経験とか、あとは柔術を少しやっていた経験もありますので。バックボーンはなんでもやっておくものですね。今になって生きてきましたし。」
--体重は増えましたか?
悟「増えましたね。めちゃめちゃ増えました。今90キロくらいあるんで。」
--では秀樹選手にもパワー負けしないくらいになっている?
悟「やっぱり、会見の時に見て…デカいじゃないですか。負けてられないなと思って。」
--今後もその体重で続けていく?
悟「そうですね、目標は100キロを超えることです。90キロでこの身長だとまだちょっと…レスラーとして華奢に見られてしまいますから。」
--直近の目標と、長い目で見た目標がありましたら。
悟「直近としては…練習を行ってみて、プロレスの難しさ、奥深さを感じているんですよ。なので日々練習して、どんどん上手くなっていきたいです。色々吸収していきたい、上手くなっていきたい。強さはその先にありますので、上手くなりたいのが直近ですね。ゆくゆくはしっかりとしたプロレスができる中で、ショーマンシップを出してお客さんを呼べる、盛り上げていかれるようなレスラーになりたいです。プロレスだけでは出せないものを出していきたいなと思っています。」
--HEAT-UPの所属というわけではない?
悟「フリーになりますね。まずはHEAT-UPさんでテストしてもらって、また次も出てと言われるようになりたいですよ。今までのバックボーンがあって、ちょっとゲストで呼ばれる、という風にはなりたくないんですよね。ちゃんとプロレスの実力をつけて、プロレスができるから呼ばれる立場になりたいです。
--42歳の新弟子になるわけですね?
悟「遅咲きのルーキーです(笑)」
--色々試合は見ている?
悟「先日もHEAT-UPさんの大会を見させてもらいましたが、すごく勉強になりました。いつも練習している方々なので、知っているはずなのですが試合になると全く違う方に見えたのは『ああ、これがプロだな』というものを感じましたし、色々な大会を見て勉強させてもらいます。」
--飯塚選手、先輩としてアドバイスがあれば。
飯塚「今やっていることなのですが、クラシックなレスリングがまだ伸びていないと思いますので、そこを伸ばしていけば完璧なレスラーになれると思います。腕の取り合いやテークダウンとか、チェーンレスリングと言われる部分とか、ですね。」
--今のところ得意技としては打撃系が多い?
悟「そうですね…ミドルキックでバンバン蹴りますし、ジャンピング・ニーとか、担ぐ技も練習していますので。スパーで見せたパンチの連打はスズキサトルサイクロン、通称SSCです。デビュー戦に向けた必殺技です。」
--実際にプロレスをやってみて、どこが難しいか?
悟「さっき飯塚さんがおっしゃったように、チェーンですかね…昔は素人目で見て何をやっているのかさっぱりわからなかったんですけど、やってみてすごく難しいし、逆に盛り上げる部分が満載なんだと感じていますし。あれを覚えられたらすごくいいプロレスができると思うし…あとは技が映えるように出したいですね。打つ場所を考えるとか、お客さんに見てもらえるようにするとか。そういう風に考えなければいけない所がプロレスの難しさであると思っています。」
--秀樹選手が辛辣な発言をしていましたが、改めて感想は?
悟「…怖いですよね。何しろ『偏屈男』じゃないですか。そういう通り名があるくらいですから、あんな会見になるだろうなとはわかってましたし、机をひっくり返すようなことになるのも覚悟をしていたので、あのくらいで済んでくれたのは良かったと思うし、これから戦うわけですけど…何ですかね、物怖じしない。見た目もキャリアもあちらの方が上なので、そこを怖がって小さくまとまったことをやっちゃったら、お客さんも面白くないだろうと思いますし…爆発しようと思ってます。」
--今日は現チャンピオンの兼平選手と当たったが、肌で感じたか?
悟「やはりそうですよね。すごくわかりました。」
--兼平選手は『仮想秀樹選手』として参考になったか?
悟「そうですね、すごく参考になりました。ボクシングやシュートボクシングやっている時は自分と同じくらいの身長がある選手はほとんどいなかったですし、プロレスをやって初めて100キロを超える人間と相対することになったので…秀樹選手も190センチあって100キロあって、なかなか格闘技界ではお目にかかれないじゃないですか、ヘビー級の選手なんて。自分はミドル級でしたし。だから兼平さんはかなり秀樹選手を仮想できたと思っています。」
--忘れてはいけないのが渡辺宏志選手。キャリアは群を抜いているがどう戦う?
悟「キャリアを埋めることはできませんから、どうにかしたいと思うなら爆発力、何か滅茶苦茶なことができれば。技は力で凌駕できればと思っておりますので。飯塚さんも上手いんですよね、チェーンやグラップリングが上手いので、そういった所は大変だなと思っていますけど。渡辺さんもきっちりやってくると思いますので、対処していこうと思っています。」
--飯塚選手とのサンドイッチPKは合体技の切り札?
悟「二人ともキックを打つので、キックでのツープラトン攻撃と言いますか、そう言ったものをいっぱい作っていきたいと思っておりますが。ああいった場面で取れたら美味しいなと思っています。」
--初めて実戦形式でのタッグ結成、どう感じたか?
飯塚「僕も関節技好きですけど、蹴りも使いますし、そういう意味では連携しやすかったですし。悟さんの蹴りは本当に人を殺めることもできるので、そこに自分もいい連携をして相手を倒しにいきます。」
--やはり目標は秀樹選手?
飯塚「そうですね、大きな選手にぶち込みたいです。」
悟「お膳立ては飯塚さんにやっていただいて、二人でバチーン!とやればいけるのではないかと思います。」
--入場は昔と一緒?
悟「一緒です。入場曲も一緒です。」
--コスチュームについては?
悟「黒で統一しました。ショートタイツからレガース、エルボーパッドにニーパッドです。」
--悟選手の世代だと谷津嘉章選手のデビュー戦を思い浮かべるのですが。
悟「(谷津選手デビュー戦の凄惨さを聞いて)…驚かせますね。でもそうはさせないですよ。なってたまるかという気持ちがありますよね。もうオッさんなんで、若い頃だったらそれがあって、その先があって…という形になったかも知れませんけど、甘んじてそれを受け入れるのではなく『そうはいかねえぞ』という頑固さがオッさんになると出てくるので(笑)そこを出していかれればと思っています。」

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