HEAT-UP10・17禅寺丸柿まつりプロレス試合結果

【Road to 新百合ケ丘特別編~HEAT-UP初参加!禅寺丸柿まつりプロレス~】
日時:2015年10月17日(土)
第1部開始12:00/第2部開始14:00
会場:神奈川・柿生駅南口広場禅寺丸柿まつり内特設
観衆:イベント大会のため未発表

▼オープニング
折からの雨により、試合の中止も考えられた当日。リング設営時の午前9時頃には雨足も強まり、リング上にブルーシートを敷き雨露をしのぐ。何とか地元のお祭りでプロレスを多くの人たちに見てもらいたい、そんな田村和宏の願いが天に届いたのか、大会開始時間に近づけば近づくほど雨足はおさまる。10時半頃には雨が上がり、ブルーシートが外される。リングマットは雨で濡れていたものの、渡辺宏志のウォーミングアップや近藤”ド根性”洋史と練習生二人による開始前のトレーニングによりだんだんコンディションが良くなるリング。
大勢のお祭り客で周囲を埋め尽くした真紅のリング。弥武芳郎リングアナとてっしー手島レフェリーによる前説から大会は始まる。プロレスのルール説明を行うため、リング上には田村和宏と兼平大介の姿も。フォールやギブアップ、反則というプロレスにおける決着をその身で説明する田村と兼平。生のプロレスを観戦するのは初めてという多くの観客も、リング上で行われる光景を興味津々で見ている。観客が温まってきた所で、いよいよ試合開始。

-第1部-
▼第1試合 “我闘雲舞提供試合”
タッグマッチ 20分1本勝負
○里歩&米山香織(13分28秒 くるくるリボン)●さくらえみ&「ことり」
HEAT-UPのイベント試合に他団体選手が登場するのは珍しい。しかも今回は我闘雲舞が提供試合を行うという初の試みから開始された。特に「ことり」は屋外での試合ということで開始前からわくわくしている。試合前の握手を何故かさくら一人だけが拒否、「ことり」は里歩と米山の差し出された手をしっかりと握りしめて開始のゴング。
さくらは米山の腕に噛み付いたり、髪を引っ張ったりと観客のヒートを浴びる。米山がアームホイップでさくらを投げると、里歩も入ってきてクロスライン。「行くぞー、柿生(かきお)トレイーン!」と里歩が叫び二人でサマーソルトドロップを連発。キャメルクラッチの体勢にさくらを捕らえ、二人で「にこにこじるし」のポーズ。大きな拍手が浴びせられる。
直後に場外戦になだれ込む両軍。米山は近くにあった傘を使って「ことり」に一撃。さくらは里歩を三角コーンを使って…逆に取り上げられて攻撃されてしまう羽目に。それでもさくらは里歩と米山二人を相手にして大太刀回り。「ことり」が巴投げ連発で繋いでさくらの吊り天井。米山はクロスボディーで反撃、里歩のジャンピング・ニー連打に繋ぐ。
コーナーに登った里歩を「ことり」が捕らえる…しかし突っ込むさくらには空いている片足が飛んでくる。「ことり」を振りほどいた里歩はさくらにミサイルニー。バックの取り合いから「ことり」が二人まとめて投げようとするが、これは不発。上手くフェイントを使って「ことり」が里歩に一本背負い、コーナーからのクロスボディー。巴投げから腕十字を狙うが里歩はロープへ。
丸め込みから逆片エビにで里歩が逆襲、ロープにもたれた「ことり」に619。ブレーンバスターを切り返した「ことり」は里歩の両足をくぐり抜け、変形のエビ固め。フロントネックロックを極めるが、持ち上げた里歩がノーザン。
米山の千豚♪をかわした「ことり」は絡みついて卍固めへ。さくらがダブルアーム式アトランティーナでカットするが、里歩が切り返してパロスペシャルへ。「ことり」が丸め込むが、返した米山が逆に千豚♪。「ことり」が払い腰で投げ飛ばして両軍交代。さくらと里歩が打撃の交錯、ドロップキックでさくらを倒した里歩、米山とのツープラトンを狙うが体勢を入れ替えて「さくらえみ70キロー!」ダウンする里歩、傍にいた米山の背中に飛び乗ったさくらはボディープレスで押しつぶす。更に「ことり」を肩車したさくらは「トランスフォーム!」と叫び、先方回転して里歩&米山をまとめて攻撃。
ピンチに陥った里歩だが、丸め込みからフットスタンプ。突っ込む里歩にさくらの風車式バックブリーカー。リバーススプラッシュは米山がカット、ムーンサルトを狙ったさくらを自爆させ、米山が後頭部へのニー。丸め込みの応酬から「ことり」の誤爆、米山のソバットを受けたさくらを里歩がくるくるリボンで丸め込んでピンフォール勝ち。
試合中からギクシャクしていた「ことり」を負けた腹いせか攻撃するさくら。里歩がさくらを排除すると「ことり」を含めた三人で両手を挙げる。時折陽の光が差す中、嬉しい勝利となった里歩と米山であった。

▼第2試合 “柿生の秋、プロレスの秋、笑いの秋”
タッグマッチ 30分1本勝負
○星誕期&近藤”ド根性”洋史(3秒 体固め)渡辺宏志&●菊タロー
※ボディースラムを押し潰して

▼再試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○渡辺宏志&菊タロー(13分46秒 体固め)星誕期&●近藤”ド根性”洋史
※バックドロップ
「出てこい誕期!」試合前から星誕期を挑発する菊タロー。正々堂々と握手…と見せかけてガットショットから投げようとするが、押しつぶされてそのままカウント3が入ってしまう。意気揚々と引き上げようとする星誕期、やれやれという表情で帰ろうとする菊タロー…「ちょっと待て!」当然渡辺と近藤は納得がいかない。いつの間にかリングサイドには田村とアミーゴ、岩本の姿が。帰ろうとする菊タローを止める三人。
「なんだよ!しょうがねぇじゃんかよ、持ち上がらなかったんだからよ!試合は試合だこの野郎!」と止める三人+渡辺を振り切って帰ろうとする菊タロー。
渡辺「あんたいいのかそれで!?」
菊タロー「何が?いいよ別に!」
このやり取りを前に、観客からも「もう一回」コールが沸き起こる。
菊タロー「じゃあ俺と誕期さんは試合したから、渡辺宏志対『こんじょう”ド根性”洋史』のシングルマッチということでどうでしょうか?」
田村「やれ!ギャラ泥棒!!」
菊タロー「ええっ!?やれってか!?」
星誕期「まだカレー食ってないから。」
レスラーと観客が懇願(?)する中、「じゃあもう一回やっていいですか!?」と菊タローが叫ぶと大きな拍手が。かくして再試合のゴングが…全く同じ展開となるが、今度はカウント2で肩を跳ね上げる菊タロー。真正面から星誕期にぶつかっていくが、全く歯が立たずショルダータックル一発で吹っ飛ばされる菊タロー。
両軍交代、期せずして「ヒロシ」対決となり両コーナーから「ヒロシ頑張れ!」「行けヒロシ!」「ヒロシ!」と紛らわしくなる。コミカルな対決から一転、渡辺のストロングスタイルが近藤のド根性を飲み込んでいく。近藤も逆水平やドロップキックで流れを変えようとするが、いつの間にか渡辺宏志の世界に引きずり込まれていく。
若手には厳しい攻めをする菊タロー、渡辺から引き継いでストロングで近藤を攻めていく。5分以上ローンバトルを強いられていた近藤だが、菊タローのショルダースルーを阻止しドロップキックで反撃してようやくタッチ。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。アンデス山脈が渡辺&菊タローを飲み込んでいく。「殺しましょう!」の掛け声からボディープレスにいった星誕期だが、菊タローにかわされてカンチョー攻撃を食らってしまう。恒例の口上からブレーンバスターを返された菊タロー、星誕期は近藤とタッチ。
菊タローは近藤のド根性を試すかのように、チョップ合戦を申し込む。乾いた音が響き渡る中、視線をそらせてグーパンチを放つ菊タロー。渡辺はナックルからダイビング・ニーへ。ワンハンド・バックブリーカーからフォールに入ると星誕期がカット。これを誤爆してしまうと再び菊タローのカンチョー。最後は問答無用のバックドロップから手四つで押さえ込んで渡辺がピンフォール勝ち。
柿まつりから田村和宏をいじるマイクを披露する菊タローだが、「この後もお祭りを楽しんで、そして2時からもっと本格的なプロレスを見に来てください!」と告げると大きな拍手。11月8日・新百合大会への試運転は絶好調となった渡辺宏志&菊タローであった。

▼ちびっ子プロレス教室
リング外に希望者を募って開始されたちびっ子プロレス教室。監督役はHEAT-UPの名教官と言ってもいいであろう近藤”ド根性”洋史が務める。まず近藤は子供たちの敏捷性を鍛える。ホイッスルを鳴らした回数によって立つ、座る、ジャンプする等を素早く行わせるトレーニング。
体が温まってきた頃合を見計らい、リングに上がってのトレーニングを開始する。リングに慣れ親しんでもらえるように、マット運動を行わせる近藤。リングに上がったという嬉しさが先行しはしゃいでいた子供たちも、いつの間にか近藤の指示にしっかり従うようになっている。当然危険のないように、子供たちの一挙手一投足からひと時も目を離さない近藤。
初めは出来なかった事が一回出来るようになると嬉しくなる。そうさせる事によってどんどん子供たちに興味を持たせるように導いていく近藤。そんな中で決まりごとをしっかり守らせる事や、チーム分けをしてロープタッチリレーを行わせて競争心も養っていく。
「他のお友達がやっているのをしっかり見る」「話をしっかり聞く」事が大事であると子どもたちに伝える近藤。勿論礼儀に対しても厳しい。だが近藤の言うことを素直に聞いていた子どもたちは、最後にとても元気な声で「ありがとうございました!」と礼をしていた。現在の子どもたちに楽しさと厳しさをしっかり伝えられる、プロレスにはそんな存在でもあって欲しい。

-第2部-
▼第3試合 “特別試合~柿まつりヒートアップ!~”
6人タッグマッチ 30分1本勝負
○田村和宏&マサ高梨&アミーゴ鈴木(13分25秒 片エビ固め)岩本煌史&●風戸大智&兼平大介
※垂直落下式ブレーンバスター
“盟友オーバー10″と”若手三羽烏”の対戦という、本戦では滅多に見られないこのカード。特に田村と兼平、岩本という年末に向けたHEAT-UP内覇権争いの前哨戦にもなった。BASARA所属となった風戸はHEAT-UPマットで移籍後初の試合、その前に立ちはだかったのはマサ高梨という存在であった。
その後はアミーゴと兼平、田村と岩本という組み合わせ。若い三人にとって厄介な存在なのがマサ高梨。岩本を捕らえると場外戦へ、開放感からか6人は屋外のあちらこちらで乱闘を繰り広げる。田村は兼平に対し、近くに停めてあった自転車で轢こうとする暴挙に…鍵がかかっていたので惨事は免れる。
若手三羽烏の中でも一番成長株である岩本に照準を絞る盟友オーバー10。代わる代わるラフも交えた攻撃を繰り出すと、観客からブーイングも。田村へのスクープスラムで反撃した岩本は兼平とタッチ。ボディースラムやボディープレスで攻める兼平、田村はカウンターのウルトラタイガードロップで逆襲。カットに入った風戸にドロップキック、兼平に串刺しエルボーからスリングブレイド。ブレーンバスター合戦で投げられた田村だが兼平の背後に着地、ミドルを連打する田村の蹴り足をキャッチした兼平はドラゴンスクリュー。側転エルボーからフェースクラッシャーと繋ぐ。岩本は払い腰でアミーゴをカット。
交代した風戸は変則キックのコンビネーションからゼロ戦キック、ミサイルキックと繋ぐ。田村のチョップにエルボースマッシュで対抗する風戸、一瞬棒立ちになった田村に居合抜きアックスボンバー。コーナーに登った風戸だが、気づいた田村が飛び込んでミドルキック。雪崩式フランケンからランニングローと繋ぐがカウント2。それならばと垂直落下式ブレーンバスターを放った田村、ガッチリ片エビで押さえ込んでカウント3。

▼エンディング
堂々の勝ち名乗りを受ける盟友オーバー10。田村がマイクを掴む。
「柿まつりにお越しの皆さん、今日はありがとうございます!改めまして僕はプロレスリングHEAT-UP、多摩区出身の田村です。皆さん今日は名前を覚えて帰ってください。
僕はちょっとご縁がありまして、この柿まつりで今日プロレスをやらせてもらいました。僕らHEAT-UPは『プロレスで社会貢献』をしていきたいというスローガンを立てています。こうやって皆さんに集まって頂いて…どうです?プロレスどうです?楽しかったですか??(大きな拍手)
僕は地元が生田でして、東生田小学校、生田中学校、そして生田東高等学校に通っていました。なのでここ柿生にも友達がたくさんいます。僕の母方の祖母が柿生にいます。ここ柿生には何かとご縁がありまして、この場所で試合ができて本当に嬉しく思っています。今日呼んでいただいた実行委員の皆さん、本当にありがとうございました。」
大会が終わっても、田村はファンや知り合いとの交流を大切にしていた。その中で僅かではあるが復活した「選手の胸板にチョップ一発100円」。一発一発に込められたファンの気持ちを正面から受け止め、HEAT-UPは新百合ケ丘に向けて前進した。

B!

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