インディーのお仕事企画~どうなるHEAT-UP道場検証マッチ~試合結果

【インディーのお仕事企画~どうなるHEAT-UP道場検証マッチ~】
2015年7月5日(日)
開場16:30/開始17:00
会場:川崎市麻生区・栗平タフフィットネス
観衆:43名(満員)

▼設営~第3回出張GET~オープニング
昨夜半から降り続いた雨が小康状態となった正午、インディーのお仕事カメラスタッフが撮影する中、川崎市麻生区・タフフィットネスに集まったHEAT-UP田村和宏、近藤”ド根性”洋史、てっしー手島レフェリーをはじめとした会場設営部隊が集結。
最初にジム内にある器具の移動。5メートルリングが設置できる場所を確保することから始める。「リングを設置した状態でもジムが営業できる」という条件があるため、器具も使用できるように設置していく。
続いてリング機材の搬入と組み立て。ジムそのものが1階にあるので、リングトラックを入り口前に停められる。バケツリレー方式で次々に運ばれる機材。予想よりも早く組み上がるリング。状態を確かめるかのようにリング上で練習を始める近藤と練習生の飯塚優。傍でコメントを発する田村、手応えを掴んだのか笑顔を交えながら語っている。
午後2時30分、てっしーや飯塚を含めた10数名がリング上に集まり、田村和宏の掛け声から出張GETが開始される。田村と近藤の指示の下、準備運動から軽めの筋トレで身体をほぐしていく受講者一行。
マット運動から受け身と続き、小休止を挟んでロープワークの講習。プロが何千回、何万回と繰り返して身体に染み込ませたノウハウを伝授。
さすがに一長一短では覚えられるものではなく、四苦八苦する受講者。そんな中田村の「声を出してやってみましょう」の声。まずは気持ちを前に出す、プロのアドバイスを受け徐々に形になっていく一行。
驚く事に、続けて行われた公差式ロープワークもぶつかったり止まったりせず繰り返された。プロのリングで練習できる喜びが受講者の技術を向上させたのだろう。
最後はロックアップ。互いにアイコンタクトをし、タイミング良くガッチリと組み合っていく。感触を確かめたら今度は試合を想定させたものへ。「押せ!押せ!」周囲からの掛け声を受け押し合っていくペア。基礎的なさわりの部分の講習であったが、終了後はみんな笑顔であった。

午後5時、いよいよ道場検証マッチが開始される。GET受講者を含め、地元の方やハシゴ観戦者等40名以上の観客が集まった。
マイクが無いので、前説のてっしー&弥武リングアナは地声。それでも後ろまで十分に声は届く距離。そして、試合開始を告げるゴングが打ち鳴らされるのであった。

▼第1試合 道場検証マッチ~灼熱の穴①~
シングルマッチ 15分1本勝負
○田村和宏(11分28秒 アンドレ)●近藤”ド根性”洋史
弥武リングアナが本部席から動けないため、てっしーが両者のコール。自分のコールもすると館内から「てっしー!」の声、何故かてっしーに詰め寄る田村と近藤。どうやら自分たちのコールが起こらないのが不満らしい。
田村と近藤の対戦は大変珍しい。タッグマッチでは過去に行われているものの、シングルマッチは事実上初めて。こういった珍しい対戦カードが組まれる事も道場マッチの優位点なのである。
田村をロープに押し込む近藤、クリーンブレーク。逆に近藤を押し込んだ田村は離れ際にチョップを一発。「半端な気持ちで来るな」という田村からのメッセージだったのだろう。
先手を取ったのは近藤、ドロップキックで田村をなぎ倒す。逆水平を打ち込んでいくが、田村の渾身のエルボーで吹っ飛ばされる近藤。ここから田村は近藤の左腕を狙っていく。ハンマーロックで絞り上げ、うつ伏せにするとクリップラー・フェースロック。
ロープに逃れた近藤、田村は左腕へのキック。ロープに走った田村、近藤逆襲のドロップキック。コーナーに追い詰めて逆水平を連打、逆のコーナーに振られるが上手く体勢を入れ替えてド根性ホームラン。天井が低いためてっしーが心配する中ボディースラムを三連発。近藤の攻勢が続く。
なおも近藤はどっしりと腰を落とした逆エビ固めへ。田村がロープに逃れるとブレーンバスターの体勢へ。田村がこれを耐えてワキ固め、近藤ロープへ。
田村は近藤にミドル連打、串刺しエルボーからスリングブレイド。お返しの逆片エビ固めは近藤が「ド根性~!」と叫んでロープへ。チョップ連打で攻める田村、掻い潜った近藤はスクールボーイや逆さ押さえ込みで丸め込む。
立ち上がる両者、田村の前蹴りにひるまない近藤は顔面への張り手を連打。それを見切った田村は再びワキ固めへ。逃げられそうになると左腕へのニードロップ、セカンドロープからもニーを落とし、最後はアンドレへ。師匠の腕攻めの前に近藤はギブアップ。
勝ち名乗りを受ける際、大きく息を吐いた田村。道場検証マッチという大きなプレッシャーがかかる中、弟子である近藤の成長に安堵したのであろうか。
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▼第2試合 道場検証マッチ~灼熱の穴②~
シングルマッチ 15分1本勝負
○渡辺宏志(9分34秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)●兼平大介
両者共に当日昼に埼玉・ケルベロス道場で開催された夢名塾プロレスリングの夢闘派宣言に出場。強行的な移動スケジュールであったが、渡辺からは疲れの色が全く見えない。
両者の接点といえば、兼平のデビュー直前に行われた”宏志塾”のみ。かつて「新人選手の教育役」を行っていた渡辺であるが、あの頃の新人と兼平では訳が違う。入場時の渡辺の表情からもそれが伺える。
ロックアップから渡辺がヘッドロック。クラッチを切られると兼平のバックを取る。リストを取って次の手に行こうとする兼平、渡辺は前転から側転で取り返す。兼平はレッグシザースからフェースロックへ。
起き上りざまに渡辺は飛行機投げ、スクールボーイで切り返す兼平、ピタリと動きを止める両者に拍手が。手四つの体勢、上背で勝る兼平が押し込むと渡辺はブリッジで対抗。起き上がるとリストを極めながら肘から脇腹にチョップを放ち、小手投げの要領で兼平を転がしていく渡辺。
片手でのフライングメイヤー、渡辺言うところの「古武術流投げ」からスリーパー。兼平は胴締めを加えた形で切り返す。渡辺レッグロックで返す、兼平は腕十字、渡辺も腕十字で返せば兼平も再び腕十字。グラウンドでのせめぎ合い。
兼平片足タックルからレッグロック、渡辺が顔を歪ませる。しかしフェースロックから腕を取って裏十字へ。兼平ロープに逃げる。
渡辺がコブラツイストを仕掛けると、兼平は同じ技で切り返す。コブラの掛け合いのまま同体で場外に転落する両者。いち早くリング内に戻った兼平は側転エルボーからフォーアーム。STFで絞り上げるがロープが近い。
カウンターのドロップキックで反撃する渡辺、バックを取るが切り返した兼平がボディーへの膝蹴り。得意のランニング・ニーを放つが、渡辺は担ぎ上げてエアプレンスピンからバックフリップ。
何とか流れを取り戻そうとロープに走った兼平だったが、渡辺がバックを取ってジャーマンへ。以前近藤を仕留めたジャーマンをこの日も完璧に決めた渡辺が堂々のフォール勝ち。「まだまだ錆び付くわけにはいきませんよ!」試合後そう語った渡辺の瞳は輝いていた。
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▼ボーナストラック 道場検証マッチ~灼熱の穴③~
タッグマッチ5分1本勝負
田村和宏&△渡辺宏志(5分00秒 時間切れ引き分け)近藤”ド根性”洋史&△兼平大介
第2試合終了後、リングに上がった田村和宏。
「今日はたくさんのご来場、誠にありがとうございます!
思った以上に皆さんに集まって頂いて、びっくりしてます。せっかくここまで来て頂いたので…もう一試合(館内から「おおっ」の声と拍手)。
5分間だけ、タッグマッチでやりましょう。僕とナベさんのベテランタッグ対若手二人でどうだ?どうだろう?(近藤と兼平「やります!」)」
来場した観客も思わぬプレゼントに大喜び。実は田村&渡辺二人のタッグは2013年11月30日王子大会以来二度目のプレミアチーム。近藤と兼平にとっては来週の北千住大会に向けてこの上ないチームとの対戦となった。
「一つだけ約束しよう。外には出るな!(館内笑い)」
その言葉を聞くや否や、田村に襲いかかり会場の外へ連れ出そうとする兼平。必死に抵抗する田村、何とか未遂に終わった兼平の企み。近隣住民の皆様にご迷惑をかけなかったのは幸いである。
その間リング内では近藤が渡辺の腕攻めに逢っている。田村も場内に戻ると近藤を二人がかりで攻め込んでいく。約2年ぶりとなる田村&渡辺組だが、コンビネーションはピッタリ。近藤の左腕を殺していく。
チョップで反撃する近藤だが、左腕を殺されて威力が半減。田村は膝蹴りから串刺しエルボー、ロープに走るが近藤がドロップキックでお返し。兼平と交代すると、田村目掛けてエルボーの速射砲。
側転エルボーからジョン・ウー、ボディースラムからSTF、リバースチキンウイングと田村を追い込む兼平。渡辺のカットで阻まれる。カウンターのドロップキックで田村が反撃、渡辺がニーリフトからかち上げエルボースマッシュ。
ダブルアーム・スープレックスからサーフボードストレッチで兼平を追い込むが、兼平は初公開となるバックドロップ!落差があるだけに破壊力は抜群。しかしフォールに入った瞬間時間切れのゴングが。さすがに5分は短すぎた。
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▼エンディング
田村「いや~、5分は早いね。たった5分だったけど、(近藤と兼平の)成長を感じました。ちょっと嬉しかったです。まだまだ僕もそうだし、君らもそうだけど、成長するためにもね、道場欲しいよね!」
近藤「ハイ!」
渡辺「日々の稽古の成果が素晴らしい!(館内拍手)たった5分でこれだけ追い込まれましたもん、私が。」
田村「そうですね…ま、立ち話もなんだしさ、座ろうか(館内笑い)。」
ここから選手及びスタッフによる公開座談会がスタートする。
田村「今日、道場マッチという形でね、ここ(=タフフィットネス)にリング組ませてもらって。ちょっと選手の意見を聞いてみようと思いますので。近ちゃん(=近藤)から感想とかありましたらお願いします。」
近藤「いつもと違う場所だったので緊張してしまって。でも楽しかったですね。普段お世話になっている先生(=阿部三太・タフフィットネスオーナー)の所で試合もできましたし、ウエートもできますからね。
皆さんにも来て頂いて、盛り上がりましたしね。今後もやるしかないですね、ハイ。」
田村「大ちゃん(=兼平)どうだった?いつも練習しているこの場所にね、こうリングを作ったって事。」
兼平「いや、もう素晴らしいですね(張りのない声に館内が笑う)。あとは(側転)エルボーがちょっと…もう、リングを買ってください(館内笑い)。
プロレスをやるには投げ技はやりにくいなと思ったのですが、制限された技の中で試合を組み立てる点が勉強になりますね。もう一回やりたいです。」
田村「宏志さんはここ2回目になるんですよね。」
渡辺「ああ~、そうでしたね。」
田村「実は”宏志塾”で一度ここをお借りして(2013年5月)。」
渡辺「思い出しますな。」
田村「もう何千回もスクワットをこう…塾長と、今はなき某練習生と…(館内から「言っちゃダメ」のジェスチャー)」
渡辺「道場ってまあ、育成の場であるのは勿論なのですけれども、やっぱりね、その道を進む者たちが原点に還る場所なのです。その場所は絶対に大事です!これから向上していくためにも。
一日も早くね、道場を確立して頂きたいし、またここがその場所になればね、地域の活性化にも貢献できますしね。オーナー様、宜しくお願いしますっ!」
そして、レフェリー及び弥武リングアナもリング上に。
手島「ニュートラルにある空調の位置が気になった。けどもしもOKだったら、リングを低くすれば…」
田村「それは…新しいものを作れと。」
手島「作れば、高さも気にならないのではないかと感じますね。
その前に、僕たちずっと西調布でやっていた分リングを作るのが下手なんだよね。(板が盛り上がってしまった部分を見て)これね~、すごく気になってね。慣れてないから、他団体さんの皆さんの力をお借りして作ることが多かったので…ちょっと悔しいかな。そういう面でも勉強になったかなと。」
弥武「こういう場所に来ると、僕は西調布を思い出します。天井の感じとかも似ていますし、面影もありますし。懐かしい気分になれましたね。
ブレーンバスターは難しいかも知れませんけど、渡辺さんがダブルアームも出してくれましたしね。投げ技はそこまで難しくないのではないかと。
今日はタフフィットネスさん営業時間は??」
田村「今日はお休みにさせてもらっていますので…」
弥武「オーナーさんありがとうございます。」
阿部「あとでコレ(指で円を作る)、発生しますので(館内笑い)。いやいや冗談ですよ。」
弥武「日曜日のお昼時、会員さんも一番練習をされたいと思われる時間ですからね。空調も完備されて、いい空間だと思いますよ。」
村杉「今日は”道場検証マッチ”ということで、『検証する』のがメインになるはずだったのですが、思ったよりもすんなり進行してしまって…ハプニングがあまり無くて、検証するのであればもっと思い切った事があればなと。ちょっと外に出たりするとか、具体的な検証も必要だったのかも知れないかなと思いました。
あとは、僕たちの意見は”プロレス側”の意見であって、ここでトレーニングをしている方々はどう感じられるのかなと思いまして。会員さんからしてみたら邪魔なものでしかないと感じるのですが…その辺の意見があったら。」
更に阿部オーナーもリングへ。今度はタフフィットネス側の意見。
田村「今日はリングを設置してみたのですが、どうですか?」
阿部「そうですね、最初に見た時はかなり圧迫しているというか、予想よりも大きいなと感じましたね。もう少し小さいと思っていました。かなり迫力がありましたね。
あとはあの…田村さんが今度購入するリングが?もうちょっと小さいといいなと思ったんですけど、高さは見ている限り…そう大技は出せなかったようですが、普通にプロレスの試合を見られてお客さんも喜んでいるなと。
あとはあす以降、(近隣住民からの)苦情が来るか来ないかですね。建物の左右にお住まいの方から…わからないですけどね。何かあったらすぐに連絡します。それくらいですかね。お客さんと一緒に楽しめましたし。」
田村「先生としては、ここにリングを設置し道場として使わせてもらうのはどう感じられますか?」
阿部「あ、それはいい事だと思います(館内拍手)。…昨日言ったじゃないですか(館内笑い)。」
田村「あとは苦情が来るかどうか…それと今日会員さんは来られていますか?」
阿部「会員はあそこに…何人か一緒ですけれども。」
田村「あのですね、リングを置いて僕らが練習している横で会員さんが練習する、その場合会員さんがどうおっしゃられるか。皆さんから何かご意見がありましたら…」
こればかりは実際に体感してみないとわからない。会員も道場マッチそのものは楽しんで観戦していたが、今後の課題になるであろう。
田村「試合の前にアンケートを配布させて頂きました。何かご意見がありましたらそちらへのご記入をお願いします。おおいに参考にさせてもらいます。
僕らはこれからHEAT-UPとしてプロレス界でのし上がっていきたい、そのために道場は必要です。是非この場所でやりたいと思っています。
あとリングを買うかは…ウチの親父と相談します(館内笑い)。今日は場所をお貸しくださりありがとうございました!」
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※なお、この検証の模様と結果については7/10(金)放送の「インディーのお仕事」でお届けする予定です。

【プロレスリングHEAT-UP大会後アンケート】

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