兼平大介選手退団・裕希斗選手入団記者会見 – 2

2024.10.08

TAMURA
「兼平大介が今年をもちましHEAT-UPを退団する事になりました。その経緯につきましては9月23日に石川大会があったんですが、その前から相談はされていて。石川大会が終わった後に改めて契約を今年いっぱいにして欲しいと。

彼の思いもありまして、合意する事になりました。その経緯はまた兼平大介の方から話してもらおうと思います。」

兼平
「この度10年間お世話になりましHEAT-UPを退団させて頂く事になりました。何もプロレスを知らない状態から教えて頂いた田村さん、HEAT-UPの皆さん、関係者、ファンの皆様には心から感謝しかないです。この決断はボクのプロレス人生の中で最も悩んだ決断ですが、退団した後もHEAT-UP魂を持って頑張りたいと思います。」

TAMURA
「一応契約は今年いっぱいです。首の状態も回復には向かっていますが、いい状態と言えないので11月4日とどろきアリーナ大会、そして年内最後の新百合ヶ丘大会、この2大会には出場して頂こうと思っております。ただ、これも首の状態によりますがラスト2試合となります。」

兼平
「(退団を決意したのはいつ?)退団を決意したのは前月開催した石川県大会がきっかけです。いま石川県が大変な状況で、そんな中プロレスを観に会場まで来て下さって「感動した」「勇気をもらった」という言葉を多く頂いた時に、これだけプロレスで石川県を元気にできる力があるのにも関わらず、いちプロレスラーのまま東京にいていいのかという葛藤が生まれまして。

それだったら石川県でプロレスを広めて、プロレスで皆さんを元気にして恩返しするのがボクの今の役割かなと思いました。HEAT-UPという団体が道場を作って社会貢献をしているのを参考に、まだプロレスが浸透していない石川県にプロレス団体と道場を作っていきたいと思っております。」

TAMURA
「HEAT-UPの中で唯一自分を超えた人間が兼平大介かなと思います。その中で首の怪我もあり年齢も40歳になって今後を考える中で、人生の決断も必要なのかなと。

HEAT-UPとしては寂しい部分もあり、大きな戦力が無くなるのですが、過去の退団した選手は沢山いますが、HEAT-UPのやりたい事はプロレスを文化にしていく事なので。旅立つ人間が沢山いるのはそれに向かっているという事。ぜひ石川にプロレスを広めて欲しいと思います。」

兼平
「(HEAT-UPの思い出は?)コロナの時ですかね。配信でご支援頂いて僕とTAMURAさんと井土の3人でハゲズラ被ったり、必死に生きていこうとしていたのが、当時も楽しかったですがアレがHEAT-UPの原点かなと。

この退団を決意できたのも、ちゃんと若手が育っているというのもありまして、秦野、大地はもの凄く頼もしいし、礼夢、ハジメ、マーロン、蓮もちゃんとデビューして。僕も色んな人を見送ってきましたが今が一番安心して任せられると思いました。

(ファンに対して)もちろん寂しい思いをさせる方、ご迷惑をおかけする方も沢山いらっしゃると思いますが、今まで自分を応援して頂いている方なら兼平大介らしいなとご理解して頂けると思っております。まだ引退する訳でもなく東京で試合する事もあると思いますので、今後も応援して頂ければと思います。」

TAMURA
「(今後の関わりについては?)どう、、関わっていくんでしょうね?(苦笑)プロレス業界厳しいですよ。僕らHEAT-UPが生き残るのも大変ですし、大ちゃんが向こうでやるのも大変だろうし。お互いまずはしっかりどう生き残るか。もちろん敵対する訳でもなく助け合いだと思いますがプロレスなので敵対する事もあるかもしれない。その時は時代に呼ばれると思うので。

兼平
「(最後の希望カードなどは?)今は首の状態を回復させないといけないのですが、希望としては試合した事が無い所属選手が多くいるので、最後に上手く関われたらなと思います。」

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