2・21王子大会試合レポート 第5試合

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【バトル・バレンタインナイト2015】
日時:2015年2月21日(土)
開場18:00/開始19:00
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
観衆:97名

▼第5試合“過去と未来と禁断の果実~いざ、宿命の刻~”シングルマッチ時間無制限1本勝負
▲田村和宏
22分16秒 両者KO
▲那須晃太郎(無宿/U-FILE)
STYLE-E休止から約2年。田村和宏と那須晃太郎の歩んできた道。
那須が田村の聖地でもある王子に土足で上がり込み、培ってきた2年間を真っ向から叩き潰した1ヶ月余り。
「2月21日の王子、お前とシングルやってやるよ!」
激昂した田村の言葉により、この日の対決は実現した。
那須の入場テーマは今までと一変、「冥王計画ゼオライマー」より「覚醒、ゼオライマー」を使用。低音の響くこのテーマ、自身の覚醒をイメージしたものなのか。
田村は那須の眼前で堂々と拳を握る。赤と白の紙テープが乱舞する中、田村の眼には熱き炎が燃え盛っているようにも見えた。
予想よりも静かな立ち上がり、田村のスリーパーには那須のクロックヘッドシザース。牽制のキック、リストの取り合いを挟んでエルボー合戦。鈍い音が館内に響く。
打ち勝った田村が那須をコーナーに追い込む。串刺しエルボーを放つ田村、早くも斧爆弾を振りかざした那須だが、かわした田村がランニングエルボー。場外にエスケープした那須の左腕目掛けてコーナーからフットスタンプを敢行した田村、ここから那須の左腕に集中攻撃。
キック、ダブルリストロック、キーロック。ストンピングで踏みつけ、ニーを落とす。ショルダーアームブリーカーも繰り出す田村。左腕へのミドルを打ち込みロープに走る田村、PSYCHOが足をすくう。
思わぬ所で失速した田村、那須はここぞとばかりに攻め込んでいく。サッカーボールキックを打ち込む那須、悶絶する田村を尻目に何故かコーナーマットを外している。
「コーナー外れてるよ!」手島レフェリーがコーナーポストを直している間、無宿が総がかりで田村をいたぶっている。フォールカウントに「遅えよ!」と難癖をつける。無宿の一員である事を確認させるような行動。
隙を伺ってエルボーを放つ田村、しかし那須のニーが田村のボディをえぐる。右ハイをキャッチした田村、膝にナックルを叩き込んでいくが那須がビッグブーツ。カウンターのドロップキックでお返しする田村。
ボディへのソバットからジャンピング・ハイ、スリングブレイドで攻める田村、ミサイルキックからの斧爆弾は那須が阻止。ミドルを掴ませて左ハイを田村の後頭部に突き刺す那須。
今度は田村をコーナーに追い込んだ那須、ミドル連打から串刺しエルボー、ブレーンバスター、稲妻レッグラリアットと繋ぐ。バックドロップを空中で反転して避けた田村、膝への低空ドロップキックからドラゴンスクリュー狙い。阻止した那須の右ミドルをキャッチし一回転。顔面への低空ドロップキック、ウルトラタイガードロップと続く田村。
斧爆弾を狙って走り込む田村、那須がかわしたためエプロンに立つ。トップロープ越しの右ハイを叩き込んだ那須、ニヤリと笑みを浮かべるとロープに走って「アックスボンバー!!」無防備な田村、モロに食らうと場外でダウン。那須は両手を挙げて勝ち誇る。
田村を気づかせようとするセコンド陣…ここで何故か田村の身体をリング内に押し戻す。これには黙っていられない無宿の面々、セコンド陣が場外で乱闘を繰り広げる。カバーに入る那須、カウント2。
意識が朦朧としているのか、那須のミドルを食らいまくる田村。両手を広げて終わりをアピールする那須がコーナーに登る。意地で立ち上がった田村は雪崩式ブレーンバスター、両者ダウン。
斧爆弾を叩き込む田村、意地でも倒れない那須。三発目をフロントキックで迎撃するが、ブレーンバスターで逆に投げられてしまう。ランニング・ロー、バズソーを叩き込む田村、いずれもカウント2。
コンビネーションからミノル…ではなく伊良部パンチ。さすがの那須もぐらつくが、田村の右ハイに合わせて同じキックを叩き込む。もう一度相討ちのハイ、那須が気力を振り絞って右ハイ。両者ダウン。
立ち上がった那須がバックドロップ、すぐに起き上がった田村は真正面から斧爆弾を叩き込む。両者またもダウン、遂に手島レフェリーのカウントが10まで進み両者KOの裁定が下された。
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▼エンディング
HEAT-UPと無宿のセコンドが一斉に両者に駆け寄る。マイクを握るアラケン。
「田村さんよぉ!2年くらい前に那須晃太郎ちゃんとシングルやって、負けてるよな。それから色々あったけど今日を迎えた訳だけど、この結果自分でもわかるか?両者KO、今まで一度も勝てなかった晃太郎ちゃんに両者KOって事は、えぇ田村さん、アンタ随分腕上げたねぇ。
もう実質上田村さん、アンタの勝ちでいいんじゃないか?って言いたい所だけどお客さん見ただろう?場外で田村さんが晃太郎ちゃんの豪腕食らって、ピクリとも動かねぇ、ダウンしてる時に…あれどうやって田村ちゃん戻ったんだ?(館内笑い)
そんな事ぁ、俺の口から言える訳ねぇよなぁ。HEAT-UP正規軍は!無宿よりもだいぶ汚ねぇって事だよなぁ?
まあいいやお客さん、これでどっちの軍団が正義だってわかっただろう?今日はシャレで、お前の勝ちでいいやこの野郎!」
と、ここでパワフルタッグトーナメントへの無宿サイドエントリーを発表するアラケン。新井健一郎&那須晃太郎組、PSYCHO&SHINYA ISHIDA組の出場を告げる。残るは無宿の「赤虎」だが…
「何と、今日赤虎ちゃんから俺の自宅に小包が届きましてねぇ。」アラケンが取り出したのは青い赤虎マスク。
「見ての通り!『青虎』だぁ!この小包に手紙が入っていてねぇ、赤虎ちゃん曰く『このマスクは被ったら即、人間性がコロッと変わって凶暴になる』らしいんだよ!
3月7日名古屋で、誰かにこのマスクを被せます。その時は誰かの意思に反して有無を言わせず凶悪なレスラーになるって事だからな!ってな訳で、『赤虎』のパートナーは『青虎』として正式に無宿、3チームで出させて貰うんで。トーナメントも無宿で勝ち進んで、これからもガッチリ遊ばせて貰おうじゃねぇか。」
そう言い残すと、激闘を終えた那須を抱きかかえるようにして無宿は退場。するとどこから現れたのか、タケシマケンヂがリング上に。
「3月のトーナメント?今日ちょっと山田兄さんいないもんで…
いいか!俺達JボーイズのJは!ジャガイモでもない!JAPANでもない!俺達のJは!…この先は優勝したら言いましょう。皆さん応援宜しくお願いします!!!」
スーパーJボーイズもタッグトーナメント出場を表明。台風の目となるのか、ならずにそのまま終わってしまうのか…?
田村が残されたリング上、岩本煌史がマイクを握り田村とのタッグでのエントリーを表明するはずだったが…兼平大介がマイクを奪うと、
「岩本さん、前から…好きでした(館内爆笑)。今日ちょっと負けちゃったんですけど、トーナメントで一緒に組みましょう。宜しくお願いします!」と何処かで聞いたような言葉でタッグを要請。岩本も承認した為岩本&兼平組が決定。
続いて山本裕次郎が田村の前へ。
「田村さん、僕もタッグトーナメント出させて頂きますよ。今日の悔しい思い、タッグトーナメントで晴らしてやろうと思うので。
僕には決めているパートナーがいるんです。田村さん申し訳ないんですけど…(館内笑い)僕は自分の好敵手…と勝手に思っているのかも知れないですけど、元フーテン、スルガマナブ…いや、原学と組んでトーナメント勝ちます。」
そう言って立ち去る山本。試合のダメージの後で次から次に起こる出来事に呆然とする田村和宏…とここで一人の男の姿が。
「田村、安心しろ、ワシがおるぞ。」
田村に手を差し伸べたのはアミーゴ鈴木。
「…お前みんなにふられたなぁ(館内笑い)。俺達(キャリア)10年超えてるからな。ガッチリ組んで若い奴に見せつけて、優勝してタッグのベルト!(「ないよ」と突っ込まれる)…ないのか?大丈夫、タッグチームなら任せておけ。」
田村も意気消沈気味で…
「…こんなすげえ試合したのに、あんなにふられるなんて…(館内笑い)でもアミーゴありがとう!俺達キャリア10年超えた二人で、プロレスの厳しさを伝えて行こうじゃねぇか。アミーゴよろしくね!
今日はありがとうございました。僕の2年間ぶつけました。まだ2年間です。HEAT-UP、これから5年、10年、20年と続いていく団体です。
まだまだ力つけて、ここ(=王子)いっぱいにして、もっと大きい会場、そして誰もが知っているプロレス団体にしていきます!
こんなんじゃまだ負けねぇぞ。次があるんだ!次タッグトーナメントやって、そして新百合ケ丘行きます!」
最後は力強く語った田村。こうしてタッグトーナメント出場の8チームが決定した。
○田村和宏/アミーゴ鈴木
○岩本煌史/兼平大介
○佐野巧真/近藤”ド根性”洋史
○山本裕次郎/原学
○新井健一郎/那須晃太郎
○PSYCHO/SHINYA ISHIDA
○無宿の「赤虎」/無宿の「青虎」
○山田太郎/タケシマケンヂ
尚、トーナメントの組み合わせは後日発表となる。
次回3月7日は枇杷島、3月22日横浜大会から始まるタッグトーナメント。下なんか向いていられない。常に前を向き、上を見据えて熱き男たちは戦い続ける。

Reported by 敷島博士

今大会のアンケートにご協力ください。宜しくお願いいたします。
【プロレスリングHEAT-UP大会後アンケート】

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