1・12北千住大会試合レポート オープニング~第3試合

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新春ヒートアップショー開幕
日時:2015年1月12日(月・祝) 開場12時/開始12時30分
会場:東京・北千住シアター1010・ミニシアター
観衆:122名(超満員札止め)

▼オープニング
『Ghost Basters』のテーマに乗り、てっしー手島レフェリーが登場してインフォメーションを務める。
「新年明けましておめでとうございます!HEAT-UPも3年目になりました!
まだまだ躍進していきますので、これからも宜しくお願い致します!!
今日はちょっと、田村の方が試合に集中したいとの事なので、僕がインフォメーションをさせて頂きます。その前に、今日はお客さんがいらっしゃっておりますので…中村さん、お願いしても宜しいでしょうか?」
『西部警察PARTⅡ』のオープニングテーマでリングに上がったのは、元U-FILE、第7代DEEPライト級王者である中村大介。中村は北千住で『総合格闘技夕月堂本舗』を主催(http://u-zukidohonpo.jimdo.com/ )。
「田村潔司さんから卒業させて頂き、今後は自分の力でやっていこうと思っています」そう語りリングを降りた中村であった。
続いて手島レフェリーより以下の決定事項を発表。
①1月31日王子大会決定カードとして、”新春初笑いマッチ”マサ高梨&星誕期vs.菊タロー&渡辺宏志、”アミーゴ鈴木去年10周年やれなかった特別マッチ”アミーゴ鈴木vs.ビリーケン・キッドを発表。
②5月16日新百合ケ丘大会に藤波辰爾・LEONAの参戦が決定。チケット販売は2月21日大会より開始。
③6月13日、東京・高島平区民館にて当会場初のプロレス興行をHEAT-UPが開催する事が決定。詳細は追って発表される。
④プロテストに合格した、新しい練習生として飯塚優(いいづかゆう)が加わる事に。飯塚は運動不足解消教室GETではお馴染みのメンバーであり、田村・近藤・兼平らと共に毎回のように汗を流している。
手島レフェリーが呼び込むとさっとリングに姿を現す飯塚。
「練習生の飯塚優と申します。プロを目指して頑張ってまいりますので、応援宜しくお願い致します!」
尚飯塚は現役高校生なので、卒業してから本格的な練習に参加、プロレスラーとしての道を歩み始める。
⑤本日の大会より、近藤洋史が「近藤”ド根性”洋史」にリングネームを改める。
手島「えっと…これは本当なんですか?」
弥武「…今初めて聞いたんですけど…」
と、館内が笑いに包まれた発表ではあったが…”ひろし”といえば”ド根性”。これで近藤がサングラスを額にひっかけ、中央に黄色いカエルが描かれた白いTシャツを着用して入場して来れば完璧なのだが。
選手入場式、最後に入場してきた田村和宏に対し何やら文句を言い続ける山田太郎とタケシマケンヂのスーパーJボーイズ…それを遮るかの如く挨拶する田村。
「新年明けましておめでとうございます!2015年のHEAT-UPが今日から始まります。
本年のHEAT-UPのスローガンはですね、『成長』です。ここにいるみんなが、このHEAT-UPのリングで成長できるように、必死に、熱く頑張ってまいりますので、皆さんも熱い声援宜しくお願い致します!!」
選手退場…のはずだが、何故か田村とアミーゴ鈴木は顔を伏せながら青コーナーの方角へ。そこを何故かハイテンションになっている山田、タケシマ、いつも通りの風戸が囲む。後ろで苦笑していた雫有希だったが、いつの間にか渡辺宏志や中森華子まで加わった円陣になる。田村もノリでその輪の中に。
田村の手を掲げるスーパーJボーイズ、必死に抵抗する田村。やはり某プロジェクトに於いて『きらプロ三銃士』『きらプロの三バカトリオ』と称されてしまっている事が影響しているのであろうか…そんな田村をかばうアミーゴの姿が健気に感じられた。
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▼第1試合 HEAT-UP対無宿〜近藤、無宿初遭遇〜
タッグマッチ 15分1本勝負
PSYCHO(無宿)/○SHINYA ISHIDA(無宿)
8分36秒 △(デルタ)ドライブ→片エビ固め
渡辺宏志(夢名塾)/●近藤”ド根性”洋史
近藤”ド根性”洋史と渡辺宏志が大阪大会に向けての試運転。丁度1年前、近藤は明訓王子学校で山田太郎と渡辺宏志の指導を受けていた練習生であった。
渡辺にとっては昨年末のシングル三番勝負で敗れているPSYCHOが相手とあり、試合前から厳しい表情を見せる。かたや近藤は昨年夏に行われたバトルロイヤルで絡んではいるものの、正式な試合としてはこれが無宿との初対決となる。
試合開始、先発は渡辺とPSYCHO。PSYCHOが渡辺の左腕を攻めれば、渡辺はPSYCHOの左足を殺していく。流れるような両者のグラウンドの攻防。
近藤にタッチ、コーナーに詰めたPSYCHOの胸板に逆水平を浴びせかける近藤。だがすかさずスイッチしたPSYCHOは近藤の左肩を青コーナーに叩きつける。ここでISHIDAが登場。
ISHIDAは近藤の横っ面を張り飛ばす。めげずにヘッドロックで絞り上げ、タックルでISHIDAを吹っ飛ばした近藤。しかしロープに走るとPSYCHOが場外から足を引っ張って場外戦へ。僅かでもペースを握られそうになるとつまづかせる、無宿のペースにはまっていく近藤。
リング内に近藤を戻すPSYCHO。ISHIDAはその近藤に胸板へのバックエルボーを連打。コーナーに詰めると胸板へのチョップ、PSYCHOと二人がかりで近藤を攻め立てていく無宿。赤コーナーで控える渡辺の声が無情に響く。
無宿のツープラトン攻撃を逆手に取り、二人まとめてドロップキックで跳ね飛ばした近藤がようやく渡辺にタッチ。渡辺はPSYCHOに対してパンチを連打、珍しく腕をグルグル回して場内にアピール。しかしPSYCHOのバックスピンキックで側頭部を蹴られてチャンスを逃してしまう。
ISHIDAと交代、カウンターのバックエルボーからチンクラッシャー、膝をついた渡辺の側頭部に低空ドロップキック。カウント2。渡辺はISHIDAのボディースラム狙いをスイッチ、背後に降り立つとワンハンド・バックブリーカー。近藤にタッチ。
ISHIDAの胸板目掛けて近藤が逆水平の雨あられ。下がったISHIDAにバックフリップ。セコンドに初めて就いた飯塚の目の前で奮闘する近藤。だが満を持して放ったド根性ホームランをかわされ、逆にISHIDAの右フックを食らってよろめく近藤。そこにPSYCHOがひょいと飛び乗ってカーフブランディング。
渡辺をPSYCHOがカットすると、ISHIDAが近藤にトラースキック。カウント2でフォールを跳ね返されるとすかさずマフラーストレッチ。渡辺が渾身のカット。
何とか渡辺を排除したい無宿、PSYCHOの串刺しスピンキックからISHIDAが串刺しボディースプラッシュ。ISHIDAのボディースラムからPSYCHOがハイフライバム。目まぐるしく流れる連携攻撃で渡辺を排除した無宿。
両腕を思い切り広げ、勝利を確信したISHIDA。近藤にとどめを刺そうとするが、最後の抵抗を見せる近藤。しゃらくさいとばかりにスリーパーから△(デルタ)ドライブをぶっ放し、余裕の3カウントを奪ったISHIDA。渡辺はPSYCHOの腕十字で分断。
試合終了のゴングが打ち鳴らされていても暴れ足りないISHIDA、止めに入った兼平をも蹴散らしていく。悠々と去っていく無宿、だがISHIDAの胸にはある思いが込められていた。「また第1試合かよ」…その自己主張は後になって見せられる。
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▼第2試合 特別試合〜琉球お年玉スペシャルマッチ〜
シングルマッチ 20分1本勝負
○グルクンマスク(琉球ドラゴンプロレス)
7分22秒 後方回転エビ固め
●風戸大智(ユニオン)
琉球ドラゴンのグルクンマスクが2013年9月25日、新百合トゥエンティーワンホール大会以来1年4ヶ月ぶりにHEAT-UPマットに登場。同じ日の高井憲吾戦でHEAT-UPマット初登場を果たし、入場時と変わらぬテンションのまま握手を求める風戸大智に「最後までもつんか?」と若干引き気味で応える。
ハイテンションな試合前と打って変わって、静かなグラウンドの展開からスタートした両者の対決。グルクンは風戸を試しているかのような振る舞い。リストロックを極められバックに回られるが、中空を指差し「あっ」と風戸の注意を反らせて足を取っていく。
しかし風戸も冷静に対処、ドロップキックでグルクンを場外に叩き落とす。それでもグルクンの余裕は変わらず、観客の一人を「長州力がいる!」と言って場内から笑いを取る。リングに戻ると鋭いローリングソバットを叩き込むグルクン。
グルクンの余裕を消そうとする風戸。前方回転エビ固めからエルボードロップ、ストレッチからの丸め込み、チンクラッシャーからかち上げ式エルボーパッドと優位に試合を進めようとする。
だが串刺し攻撃をかわしたグルクン、コーナーにひょいと登ってブレーンチョップ。横っ面への一発からロープに飛ばして正調ドロップキック。更に美しい空中姿勢からのサマーソルトドロップと、風戸にエンジンがかかり始めるとペースを取り戻していく。
それでも昨年は無宿の一角であるPSYCHOからピン勝ちを収め、若手から脱するような勢いを見せた風戸。ウラカンホイップからスイングDDTと立体的に攻撃したかと思えば、変形卍固めやレッグスプレットのようなストレッチ技、更にそこから丸め込んでいくという多種多様な攻撃を見せていく。
「こいつなかなか」とグルクンは感じたのか、風戸のエルボーに得意の蹴りでお返し。引き戻し式のキックを狙うが風戸はダッキングでかわし変則キック。トラースキックをブロックされるが諦めずにゼロ戦キック!大きく吹っ飛ぶグルクン。
それでもグルクンは冷静であった。風戸のブレーンバスターを首固めで切り返すと、続けて飛びついて首固め。逆さ押さえ込みを踏ん張る風戸のバックに回ると、両足を風戸の脇に挟んで後方に一回転。バックローリングからレッグクラッチホールドで丸め込んでそのまま3カウント。
一瞬の出来事に「3カウント入っちゃったのか…」と悔しげな表情を見せる風戸。グルクンは「やれやれ」と赤コーナー近くで座り、久々のHEAT-UPマットの感触を終えて安堵の表情。「ありがとうございましたー!!」試合が終わってもハイテンションな風戸に同じくハイテンションで応えるグルクン。
まだまだ寒い年明けの北千住に、暖かい沖縄の風を運んでくれたグルクンマスク。応えるかのように熱いハイテンションで相対した風戸大智。短い試合時間ではあったが、両者の心意気が感じられるような内容であった。
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▼第3試合 Happy New スーパーJボーイズSHOW
タッグマッチ 30分1本勝負
山田太郎(666)/○タケシマケンヂ(スポルティーバ)
9分09秒 イス攻撃→反則勝ち
中森華子(JWP)/●雫有希(きらきら太陽プロジェクト)
『いらっしゃいまっせぇー!!』山田太郎&タケシマケンヂ、スーパーJボーイズを名乗る時の入場テーマが奏でられる。一部で湧き上がる「頑固」コール。
山田「Happy F○ck’n New Year Baby!!」
タケ「拍手だろオイ!!拍手だろオイ!!(館内声援と拍手)
(一気にトーンを変えて)え、明けましておめでとうございます(館内笑い)。2015年元旦をもちまして、タケシマケンヂ28歳になりました!!(館内拍手)
そしてこちらの北千住、何と私のデビューの地であります!!(館内拍手)
デビューして5年…まさか、こんな事になるなんて…(館内笑い)
(再びトーンを変えて)そんな事よりオイ!何だ今日のカードオイ!何で女なんだよ!」
山田「いいか、今、インディー団体、男女ミックスマッチが当たり前のように組まれている今日この頃、遂に男対女の…(笑ってしまう山田)」
タケ「普通混ざってるだろオイ!!(館内笑い)」
山田「混じりっけなしの男対女だよ!しかも、びっくりする位全く話題になってない!!(館内笑い)どーいう事だケンヂ!」
タケ「俺達が、プロレス界に革命を起こす!」
山田「いいか!俺達スーパーJボーイズのJは!JAPANのJでも!ジャガイモのJでも!JWPのJでもないぞっ!俺達のJはぁー!!」
『H・A・N・A・K・O HANAKO!』 お約束のように中森の入場テーマがかかる。果たしてJの本当の意味は一体何なのだろうか…
ともあれ、HEAT-UPサイドのカード編成に思いっきり文句を言い館内からのヒートをかう…までには至っていないが、『男性対女性』のタッグマッチが開始される。握手に応じない中森&雫に対し、
山田「感じ悪いわね、調子こいてるんじゃないの?」と思わずオネエ言葉で反応する。
先発はタケシマと中森。と、ここでタケシマは…
タケ「駄目だ俺、女は殴れない!女は殴れないよ!」
山田「ケンヂ、俺女の扱いには慣れているから。」
弥武「ちょっと何やらいやらしい発言をしましたけれど…」
グラウンドからフルネルソン、中森を攻める山田だが、逆にコーナーに詰められて中森のキックを思いっきり食らってしまう。中森がヘアーホイップで山田を投げようとすると、ミスター村杉レフェリーのチェックが入る。そこで山田は…
山田「何がノーヘアーなんだよ、生えてるだろ!失礼だろ!!」と逆ギレ。これには村杉レフェリーも「何なんだよ…」と呟く。そんな事はお構いなしに中森はガットショットからサッカーボールキック。
タケシマに交代。手四つの体勢で相手コーナーに中森を押し込むと雫が出てくる。『女は殴れない』はずのタケシマ、何故か雫に対しては顔面を思いっきり張り飛ばす。
タケ「この、男ぉー!!」と叫びながら張り手を見舞うタケシマ、雫も応戦。解説の渡部宏志も「ちょっとえげつないですね」と言う程。優位に立った所で山田に交代。ところが山田は雫のショルダータックルでなぎ倒されてしまう…
雫はストンピングから串刺しヒップアタック。コーナーのタケシマが「何て重さだ!アバラいっちゃったんじゃないの!?」と叫ぶ程重量感のある一撃(失礼)。中森に交代、山田の顔面を容赦なく踏みつけると「顔はやめろ!」とタケシマ。
再び全く意に介せず、山田の顔面を踏みつけたりロープに擦りつけたり。この時点で『男性対女性』の対決という枠から外れ、通常のタッグマッチと変わらない様相を呈してきた。攻め込まれる山田は「誰か助けてぇ~」と懇願するほど。
5分経過、中森がロープに固定した山田の腰にドロップキック。串刺し攻撃を狙うが山田が両足キックでカット。変則ロープワークからフォーアームを叩き込んでようやくタケシマと交代。しかし中森に対しては少々腰が引けているようなタケシマ、キックからDDTを食らってまたピンチに。
中森がロープに飛んだ時、背中を蹴っ飛ばしてカットする山田。ツープラトンの攻撃を試みるが、逆に中森が二人まとめてネックブリーカードロップ。ミサイルキックからフィッシャーマン、ハイキックから雫のラリアットに繋ぐ連携。女子チーム優勢。
雫のワキ固めをかわしたタケシマ、また雫の顔面を思いっきり張り飛ばすが逆襲のレッグラリアートを食らう。続けてチョークスラム。タケシマが窮地に陥る。
ロープに飛んだ雫にスピアを叩き込んで逆襲したタケシマ、スタンディングのスリーパーからジャーマンで雫をダウンさせる。
その頃山田は場外で中森を分断しながらミスター村杉レフェリーの注意を引く。そこに何故かリング内にあったパイプ椅子。ダウンする雫の手元にパイプ椅子をセット、タケシマはその椅子で攻撃されダウンしているように見せかける。
場外からアピールする山田、慌ててリング内を伺う村杉レフェリー。その状況を見るとゴングを要請、雫の反則負けがコールされた。
反則絡みでありながら、これで登場して無傷の連勝をゲットしたJボーイズ。果たして本当にHEAT-UPマットの台風の目となるのか、ならないのか。一方敗れた中森&雫のコンビ、雫が説明するが中森は「もういい」と言い放って戻る。慌てて追いかける雫、この先輩後輩コンビの次も気になる所であるが。
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レフェリー:ミスター村杉
実況&リングアナ:弥武芳郎
解説(第2試合途中から):渡辺宏志

Reported by 敷島博士

今大会のアンケートにご協力ください。宜しくお願いいたします。
【プロレスリングHEAT-UP大会後アンケート】

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