8・3名古屋大会試合レポート-ダークマッチ~第1試合ダイジェスト-

8・3名古屋大会試合レポート-ダークマッチ~第1試合ダイジェスト-
―さよならありがとうスポルティーバアリーナ~終わりは始まりの始まり~ ダークマッチから第1試合ダイジェスト-

2014年8月3日、契約期間満了に伴い愛知県名古屋市・スポルティーバアリーナが閉鎖されるという緊急の知らせがあったのが7月31日。
興行を開催するHEAT-UPは当会場に感謝の意味を込め上記の大会名に変更。名古屋のインディープロレスを支えてきたリング常設会場が閉鎖されてしまうのは寂しく感じられてしまうが、これでプロレス熱が消える訳ではない。
スポルティーバアリーナへの感謝と共に、今後の名古屋インディープロレスの更なる繁栄を強く願い、このレポートを綴らせて頂きたい。

▽第0試合 “炎のダークマッチ!”
シングルマッチ 10分1本勝負
△渡辺宏志【夢名塾プロレスリング】(10分00秒 時間切れ引き分け)△佐藤泰【スポルティーバ・エンターテイメント】
横浜大会でスーパーモスクワマシンに敗れチェアマンの権限を失った渡辺宏志だが、「己の原点に立ち返る」為に名古屋大会への出場を熱望。対戦相手は7月13日、夢名塾のスピンオフ興行である「夢闘派宣言」に出場したスポルティーバの佐藤泰。HEAT-UPマットでは初登場となるが、スポルティーバのリングにはほぼ毎回のように出場している佐藤。
実はHEAT-UP名古屋大会ではダークマッチを含めて連勝している渡辺。スポル最終大会で再び勝利するか、地元の利を生かして佐藤が渡辺に黒星をつけるのか。インディーマット界注目の対決が行われた。
001
開場直後からリング上でウォーミングアップを行い、臨戦態勢の渡辺。プッシュアップボードを小脇に抱え、「格闘家族佐藤一家」の看板を手にして入場した佐藤とリング内で対峙する。裁くレフェリーは柴山貴哉。
002
ロックアップから押し合い、手四つの体勢とお互いの動向を探る。と、いきなり動いたのは佐藤。渡辺がフライングメイヤーで投げた所をスクッと立ち上がりいきなり首固め。あわや秒殺か!?と思われたが渡辺はカウント2でクリアする。その後続いた両者によるグラウンドの攻防に観客は息を呑む。特に湧いた瞬間、それは渡辺のブリッジの時。ブリッジを崩さず耐える渡辺に対し、佐藤は体勢を反転させてリバース・ロメロスペシャルに持ち込んだのだ!「思わずジャンボ鶴田さんのようになりましたよ」とは試合後の渡辺の言葉。
003
両者による腕殺しの攻防から、佐藤が両足タックル→水車落としから回転十字固めでフォールの体勢に入る、カウント2で跳ね返した渡辺がレッグロック。
004
佐藤が腕ひしぎ十字固めで反撃すると、脱出した渡辺がクロック・ヘッドシザースでお返し。息付く暇さえ与えない両者のグラウンド。
005
スタンドに戻ると渡辺が佐藤の胸板へのパンチ→ロープの反動を使ってのドロップキックから得意のバックドロップへ。カウント2。尚もかち上げ式エルボースマッシュで攻める渡辺、腕をキャッチした佐藤は後頭部へのエルボーからこちらも得意の河津落としへ。二発連発するがカウント2。
007
ならばとダブルアーム・スープレックスで渡辺を放り投げた佐藤、しかし渡辺はヘッドバットやエルボーを入れてお返しのサイド・スープレックス。
009
これにはアマレス出身の佐藤も黙っていられない。
010
同じ技で渡辺を思い切り叩きつけるが、ここでタイムアップのゴング。この両者に10分間は短すぎた。
互いをたたえ合う両者、アラフォー世代の二人による「魅せるプロレス」の続きは…?

▽オープニング
015
当日のメインで初めてタッグを組む田村和宏と久保田康裕、「仲良し」ぶりをアピールするかの如く肩を組んで入場する。
選手代表挨拶は田村和宏。何故か聞こえてくる「Let’s Go TAMURA」のコールがリング内から。「…もういいよ」と田村が遮って挨拶。
013
「まだお昼の12時ですが、皆さんテンションを上げて熱く熱くヒートアップして参りましょう!そして!今日は力強いパートナー、初参戦!久保田康裕選手です!!(久保田に向かって)熱いメッセージをお願いします!」
またもやリング内からの「行け!久保田!」という謎のエールに調子を狂わされてしまったのか、何かを伝えようとしたが「…はい、以上です」の言葉のみで終わってしまった久保田の言葉。今回のHEAT-UPもリング内外を問わず妙にテンションが高い状態で始まった。
014

▽第1試合 “マサ高梨HEAT-UP復帰戦~燃えろド根性魂~”
シングルマッチ 15分1本勝負
○マサ高梨【DDT】(9分49秒 足四の字固め)●近藤洋史【HEAT-UP】
016
4月の王子大会にて追放されるが、7月の横浜大会でスーパーモスクワマシンによる「唯一のチェアマン権限」によりHEAT-UPマットへの復帰を果たした『混沌の酒呑童子』マサ高梨。対戦相手は近藤洋史。近藤はデビュー戦以来曲者との対戦が続くと解説の渡辺宏志も言っているが、この日はKO-D無差別級王者にも君臨している高梨との対戦。曲者中の曲者である。
017
試合序盤から面白いように近藤をグラウンドでコントロールしていく高梨。いきなりダブルレッグロックからボーアンドアローと流れていく。
018
高梨の掌の上で弄ばれているような近藤。反撃しようとチョップを放つが、高梨の逆水平を受けて前のめりになってしまう。その後もグラウンドで、コーナーを使って等足殺しを継続する高梨。地味な攻撃の中にもアピールを忘れないのは高梨ならではと言えよう。
019
近藤は高梨がロープに走った直後、カウンターで持ち上げるボディースラムで反撃。畳み掛けるようにその場飛びのドロップキックを連発。
020
しかしロープに投げた反動を利しての一発は完全に読まれてしまう。隙を逃さない高梨は近藤の膝をマットに叩きつけてレッグロック。長時間に渡って極められてしまい悲鳴を上げる近藤、何とかロープに逃れる。
021
スピニング・トーホールドに行こうとした高梨の臀部を蹴り、ロープの反動を使ってスクールボーイで丸め込む近藤、必死に押さえ込むがカウント2。
022
ドロップキックを一発叩き込み、ブレーンバスターで投げようとするが、こらえた高梨が近藤の両膝を足横須賀で叩きつける。
024
そこからガッチリと足四の字を極めると近藤ギブアップ。一点集中攻撃とはこうやるんだ、と近藤に教え込んでいるような高梨が復帰戦で文句のない完勝。
025
しかし、高梨の目は近藤には全くと言っていい程向いておらず。試合終了後も解説を続ける本部席の渡辺宏志に対して…
027
「オイ!耳障りだぞハゲ!てめぇチェアマンでも何でもねぇくせによ、偉そうに上から解説してんじゃねぇよ!文句あんだったらな、いつだってやってやっかんなコノ野郎。チェアマンじゃねぇテメェは価値無しだ!金輪際なぁ、追放してやるよ!名古屋の連中にゃなぁ、わかんねぇかも知れねぇけどなぁ、とりあえず俺はコイツが嫌いだ!!!」
このアピールに対し渡辺は「レスラーが対話するのはリングの中」とシングルマッチの実現可能性が近い事を告げる。実現するとなると、2013年4月20日王子BASEMENT MONSTARでのダークマッチ以来となる両者の対決。『混沌の酒呑童子』と『雑草魂』が正式な試合で相対したらどうなるのか?興味は尽きない。
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実況:弥武芳郎リングアナ
解説:渡辺宏志【夢名塾プロレスリング】
レフェリー:柴山貴哉 — 場所: スポルティーバ アリーナ

Reported by 敷島博士

今大会のアンケートにご協力ください。宜しくお願いいたします。
【HEAT-UP名古屋大会アンケート】

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