7・5横浜初上陸!~熱血ロマンチック横浜物語~試合レポート-オープニング~第2試合-

7・5横浜初上陸!~熱血ロマンチック横浜物語~
-横浜初上陸!~熱血ロマンチック横浜物語~ オープニング~第2試合-

梅雨空が戻り、蒸し暑かった7月始め。大会が開催された7月5日土曜日は曇り空ではあるものの雨足は収まり、陽気も過ごしやすい気温となっていた。
HEAT-UP初となる横浜大会、「ビッグマッチ直後の通常大会は客足が鈍る」というジンクスがある中、敢えて本拠地王子ではなく横浜での開催を行なったのは新百合大会エンディングでの「HEAT-UPの挑戦は続きます」というテロップが全てを物語っていたのではないか。

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オープニングセレモニーとして行われた選手入場式、入場する選手が次々とサイン入りボールを観客に向かって投げ入れる。
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しかしスパーク青木の投げたボールはリング内に投げ返される…
選手代表挨拶は新百合大会でデビューを果たした近藤洋史が務める。
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「本日はHEAT-UP横浜大会にご来場頂き誠にありがとうございます!
自分はまだまだデビューしたばかりで、まだ四試合目なのですが、しっかりと気持ちをぶつけて全力で勝ちに行きたいと思いますので、本日も皆さん応援をよろ…」
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近藤が元気よく挨拶を終えようとしたその時、突然マイクが奪われる。奪ったのはそう、メインで「赤い三連星」の一員として久しぶりにHEAT-UPのリングに上がるスパーク青木だった。すかさず館内から「えぇ~??」の声。
「下がってろグリーンボーイ!!(館内一斉にブーイングの嵐)
オイ!HEAT-UPにスパーク青木が帰ってきたぞ!(再びブーイングの嵐)
相変わらずツンデレだなお前ら(館内笑い)。こちとら久しぶりの試合でよぉ、もう今すぐ今すぐ、今すぐ試合したくてしょうがないんだぁ!(館内の「帰れ!」の声に)うるせぇぞオラァ!もうメインイベントなんて待っていられねぇよ!無宿!!出てこーーーーーーーい!!!!」
…………静寂が館内を包む…………
めげずに青木は「無宿ぅ!出てこーーーーーーーーーーい!!!」
…………再び静寂、赤ちゃんの泣き声でその静寂は破られる。
「泣かしたー!!」館内から青木を責める声。
それでもめげずに「子供が泣くから早く、むしゅく、でてこいやぁーーー!」
やはり無反応。やっぱりめげない青木。
「あぁー!!関係ない関係ない関係ない、いいか、いいか、いいか、今日はなぁ、横浜HEAT-UPじゃねぇ、横浜スパークだぁー!(ブーイング)
うぅ~~~~~~~~~、スパーーーーーーーーーーーク!!!」
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すかさず弥武リングアナが「ありがとうございました、選手退場!」
時を同じくして佐々木貴が「いつまでやってるんだ!」と青木の後頭部に一発キツい突っ込み。退場の際も佐々木は田村に「どうなってるんだコイツは?」と言わんばかりの表情で問いかける。何が何でもへこたれない青木は退場するギリギリまでスパークポーズ。このままの空気で進んでしまうのか…??

▼第1試合 ド根性HEAT-UP in 横浜
シングルマッチ15分1本勝負
○柴山貴哉【フリー/相撲軍】(11分15秒 片エビ固め)●近藤洋史【HEAT-UP】
※ロックオンタイム
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デビューしてから四戦目となる近藤、所属HEAT-UPのマットでの二戦目は名古屋の柴山貴哉。実況の弥武リングアナによると「何故10年選手の俺がデビューして間もない若造と試合しなきゃいけないんだ?『試合』というより『叩き潰す』で行く」と柴山は言っていたそうで。近藤のセコンドには三阪、玲央、田村和宏が就く。
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挨拶で「気持ちをぶつけて全力で勝ちに行く」と言っていた近藤、ロープに押し込んで先制の逆水平を叩き込んだが、柴山も「叩き潰す」の言葉通り厳しい攻撃を続ける。かと思えば十字固めで近藤を丸め込み「押すだけがプロレスじゃねぇんだぜ」と教え込む余裕を見せる。
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柴山の攻撃に耐え、ラリアットをかわしてその場飛びドロップキックを放った近藤。
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串刺しエルボー、ジャックハマー気味のブレーンバスターで柴山を叩きつけるが、解説渡辺宏志チェアマンの「ここを逃してはいけません!」の言葉も虚しくあっさりと柴山の反撃に逢う。
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DDTを皮切りに「ロックオン!」からのジャンピングクロスチョップ、ダイビング・ボディープレスと連続攻撃で万事休すかと思われたが近藤はカウント2で肩を上げる。
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厳しい角度で極めた柴山の逆片エビもロープにエスケープ。ボディースラムを掻い潜ってスクールボーイで丸め込む近藤、カウント2。キックの連打からロープに走った近藤だが、待っていたのは柴山の重いラリアット。
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そこからHEAT-UPマットでは初めて披露する決め技の「ロックオンタイム(アピールからのダイビング・エルボードロップ)」で粘る近藤をマットに沈めた柴山。
「叩き潰す」と言っていた柴山だが、自分の決め技まで使わせた近藤に対しては健闘をたたえていた。近藤は玲央と三阪の肩を借りてリングを去った。
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まだまだ攻撃の後に隙が出来てしまう近藤、もし今日の試合を「山田太郎監督」が評価するとしたら、デビュー戦の「15点」から変わらなかったであろう。評点を下げるのは簡単、上げるにはそれ相応の努力を積まなければならない。御大田村和宏の言う「やるっきゃない」を実践するしかないのだ。

▼第2試合 異種格闘技戦~相撲対鍼灸師~
シングルマッチ15分1本勝負
○星誕期【DDT/相撲軍】(5分22秒 雲竜型土俵入り式体固め)●山田太郎【666/鍼灸師】
※ハイアングル・チョークスラム
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ゴングが鳴ると同時に「前頭ぁー!!相撲で勝負だ!」と無茶な勝負を仕掛けようとする白衣姿で入場してきた鍼灸師・山田太郎。勝負に応じ、立ち会いから突っ込む星誕期に対し、山田は前方回転エビ固めの奇襲を仕掛ける。プロレスであれば有効な戦術であるが、相撲であれば「先に地に体を付けてしまった山田の負けです(渡辺宏志チェアマン談)」。
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思わず会場内の笑いを誘ってしまった「最初このカードを見た時『異業種交流会』の間違いではないか」と弥武リングアナの言う通り、あまりにも異質な対戦となったこの試合であるが、渡辺宏志チェアマンによると「鍼灸も元々は中国武術由来のものであるので、全くの異質な戦いではない」との事。
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回転エビ固めのお返しとばかりに強烈なぶちかましで場外に放り出されてしまった山田、リング内に戻ると伸び上がるようなエルボーを突き刺していく。しかし星誕期は袈裟斬りチョップで山田を大きく吹っ飛ばす。有利となった星誕期、得意のコーナースプラッシュに行くが山田はかわして「指をくるくる回して放つ」スイングDDTへ。
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これを星誕期が踏ん張り、山田を前方に放り捨てた瞬間異変が起こる。首の筋を違えたとてっしー手島レフェリーにアピールする星誕期。応急処置を施そうとする手島レフェリー、その肩をポンと叩く山田、いつの間にか用意された施術用具。そう、山田太郎鍼灸師によるリング上での「公開施術」が披露されたのである。
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眼鏡をかけ、患部に鍼を刺して施術する山田。数分に渡る施術の結果、星誕期の首は見事に治癒したのであった。
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喜ぶ星誕期と山田、館内からは拍手が湧き上がる…施術用具を片付ける山田、次の瞬間、豪快すぎる程のハイアングル・チョークスラムで宙に舞った山田。
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完全にノックアウトされた山田の上で雲竜型土俵入りを披露する星誕期。そのままカウント3を叩く手島レフェリー。
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想像以上にあっけなく終わってしまった試合ではあるが、恐らくリング内で公開鍼灸施術が行われたのは、マット界初ではないかと思う。当日横浜に来場されていた観客の皆さん、そして施術を受けた星誕期は本当に貴重な体験が出来たはずである。

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この時点でオープニングでのスパーク青木の行動は、すっかり忘れ去られていた。

実況:弥武芳郎リングアナ
解説:渡辺宏志チェアマン(第2試合終了時点)

Reported by 敷島博士

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