6・18灼熱!飛龍新百合ヶ丘伝説 試合レポート~メインイベント~

-Dr.ストレッチプレゼンツ 灼熱!飛龍新百合ケ丘伝説 メインイベント-
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▼メインイベント“灼熱!飛龍新百合ヶ丘伝説”
シングルマッチ 60分1本勝負
○藤波辰爾【ドラディション】(11分31秒 飛龍裸絞め)●田村和宏【HEAT-UP】
3月大会メインイベント終了後、渡辺宏志チェアマンから言い渡された新百合ケ丘大会での対戦相手が藤波辰爾とわかった瞬間、BASEMENT MONSTARに集まった観客からは大きなどよめきが起こった。
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あれから3ヶ月、ネバーギブアップの精神、無我の境地に立つ等、「藤波辰爾」を様々な手段を用いて感じ無宿と戦い続けてきた田村和宏の前に、ピンクのジャンパーを着込んだ藤波辰爾が入場してきた。時刻は午後8時30分になろうとしている。
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両者の入場時、館内からはこれからリング上で行われる戦いへの大きな期待感から今まで以上に大きな声援が起こる。リング上には田村和宏の両親である田村ガラス店代表取締役・田村繁雄ご夫妻がリング上で田村、藤波両者に花束を進呈する。両親、同級生ら大勢の視線の前で堂々とコールを受ける田村。
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藤波の右手をガッチリと両手で掴み握手を交わす田村。午後8時32分、いよいよ試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
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リング中央で身構える藤波の周りを廻っていく田村、ロックアップから田村をロープに押し込んでいく藤波、綺麗にロープブレイク。これがファーストコンタクト。低い位置から片足タックルに行く田村、藤波は冷静にさばいてフロントネックロックからスタンド、そのままスタンドで投げつけてグラウンド、田村にネックツイスト。下になった田村がその状態から脱出。
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ヘッドロックからそのままホイップ、藤波のグラウンドヘッドロック。田村はその藤波の腕を取ろうとするが、抜け出した藤波が再度のネックツイスト。
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それを抜けた田村がバックを取り藤波をテークダウンさせるともう一度腕を狙う。逆十字を極められないと見るやキーロックに移行する田村。しかし藤波は体を反転させてキーロックから脱出、逆に田村のバックを取るとハーフネルソンの体勢で田村を絞り上げる。これを抜けた田村、ヘッドシザースから腹固めに移行する。
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スタンドから藤波の腰投げ、一気に逆十字を極めようとするが踏ん張った田村が体勢を入れ替えてグラウンドヘッドロック。かなりきつく絞り上げた為藤波は苦しむがヘッドシザースで抜け出すとクルックヘッドシザースで反撃、いい角度で入っていた為館内からは歓声が湧き上がる。
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スタンドに戻り手四つの体勢から藤波が仰向けの体勢でグラウンドに誘う。腕を両足でロックしてくるりと田村を一回転させてエビ固めで丸め込んでいく。ガッチリと固められていた為、これでカウント3が入ってもおかしくなかったが田村は必死のキックアウト。館内からはこの藤波の美技に感嘆が起こる。
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スタンドに戻り田村は藤波のバックを取るとテークダウン、三角絞めを極めようとする。しかし藤波は自分の両足で田村の足首を挟み込んで脱出、デスロックの体勢に入ると館内から歓声、そのまま弓矢固めに移行する。
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弓矢固めをふりほどいたものの、ダメージの残る田村に藤波が両手を叩いて「立ってこい」とアピール。立ち上がった田村にローキックを浴びせると、田村の顔が明らかに歪んでいるのがわかる。
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そしてコーナーに田村をホイップするが、待っていたのはカウンターのウルトラタイガードロップ。
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すかさずドロップキックで藤波を場外に叩き落とすと、ロープに走ってドラゴンロケットを発射した田村!
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この試合一番とも言える見せ場に観客のヴォルテージは一気に最高潮!
藤波をリング内に入れると田村はミサイルキック。
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そこから逆十字へ!藤波が体を反転させると鬼のような形相でアンドレを極め、藤波の腕を絞り上げた田村だったがニアロープでエスケープされる。
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ダメージを与えた藤波の左腕にミドルキックを連発する田村、顔を歪めた藤波だったが蹴り足をキャッチすると伝家の宝刀・ドラゴンスクリューがズバリと決まる!
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右足を押さえて悶絶する田村、その田村の髪の毛を掴んで引きずり起こす藤波、ドラゴンバックブリーカーからフォールに入るがカウント2。
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必死に立ち上がって藤波の胸板にチョップを放つ田村だが、一番怖いと言っても良い藤波の張り手が「パチン!」と乾いた音を立てると意識が朦朧となってしまう田村。
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すかさずスリーパーから一気にドラゴンスリーパーに入り、グイっと絞り上げると田村はギブアップ。午後8時43分、数ヶ月に渡る田村和宏の闘いはこうして幕を閉じた。しかし360名を超えた満員の新百合21ホールからは惜しみない拍手と歓声がなり止むことはなかった。
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藤波の入場曲「RISING」が流れる中、田村がマイクを握る。
「藤波さん…すげぇ強えっす(館内笑いと拍手)。
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藤波さん、僕がプロレス好きになったきっかけが新日本プロレスで藤波さんを…トップ中のトップで、凄い応援してました。藤波さんがG1クライマックス優勝したり、天龍さんとやってドラゴンロケット三連発やったり…まだまだ言いたい事いっぱいありますけど、ここの会場使用の時間がありますんで(館内笑い)、また来年もやりたいんで今日はここまでにしておきます。
本当に僕藤波さん大好きで、今日来る日が本当に楽しみでした。だけど、藤波さん、僕より楽しみにしてくれていた人がいます。ここにいる新百合ケ丘の皆さんです(館内大きな拍手)。皆さん藤波さんの事待ってました!もしよろしければ、是非この新百合ケ丘の皆さんに一言頂けないでしょうか?お願いします!!」
大きな「ドラゴン」コールの中、マイクを手渡された藤波。
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「田村君、ありがとう!え~、プロレス界長くやってると、こういういい後輩から感動のシーンを与えてくれますね。もう40数年、この日本全国各地で戦ってきましたが、この新百合初めてだよね?(田村「二回目です」)まあ、二回目!田村君ここ二回目ね。プロレスが二回目。こりゃまだまだやんなきゃいけないね(館内大拍手)!いや~、本当に皆さんのこの歓声が、僕のこれからの力になります。こりゃあもうちょっと、引けないね(館内拍手)。
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また是非!その時は息子ももうちょっと力をつけているでしょうから、是非今度は息子とタッグを組めるようにね、お願いします!!」
還暦を迎えても尚、『これからの力になる』『息子とタッグを組んで』という藤波の言葉に力強さを感じる。館内からは当然声援が湧き上がる。
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田村のお願いにより、藤波をはじめとする当日リングで戦った選手やサポートに就いてくれた全員がリングに上がって「新百合ケ丘、HEAT-UP!!」で締められたこの日の大会。
二度目となる新百合ケ丘大会だが、「HEAT-UPという団体を覚えて欲しい」と言った田村、その言葉の重みを改めて感じた。
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リング内に田村とこの日デビューした近藤が残る。
「皆さん、HEAT-UPの挑戦はまだまだ終わらない!次はここだ!」と言い放つ田村、プロジェクターの画面には「2014年9月3日(水) 新宿フェイス大会決定」の文字が大きく映し出された。
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そしてメインカードでは、昨年の新百合ケ丘大会でタッグ対戦を行なったWrestle-1・田中稔とのシングル対決が決定したのである。以前の団体の時からずっと熱望していた田中稔とのシングルマッチが遂に実現するのである。その思いについては、田村和宏が自らのブログで明かしているので見ておいて欲しい。
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もう後戻りは出来ない。田村和宏よ、「やるっきゃない!」のである。

リングアナ:弥武芳郎
レフェリー:てっしー手島

Reported by 敷島博士

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