5・24HEAT-UP MON☆STAR14 試合レポート~オープニング-第2試合~

5・24HEAT-UP MON☆STAR14 試合レポート~オープニング-第2試合~
―HEAT-UP MON☆STAR14 ~オープニング-第2試合~

新百合ケ丘大会まであと一ヶ月。意気上がるHEAT-UPのリングでは当日も開場直後に練習生三阪&近藤によるウォーミングアップが行われている。バーカウンター横では先月と同じくてっしー手島レフェリーによる「手店」が来場客を出迎える。
そんな雰囲気の中、突然弥武芳郎リングアナから来月デビューを迎える近藤に向け、渡辺宏志チェアマンから激励の言葉が贈られるとコールされる。デビューに向け近藤は「楽しさ半分、怖さ半分」と語る。渡辺からの言葉、一般ファンからの言葉を受け取り、近藤洋史は新百合ケ丘大会であの佐野巧真を相手にデビュー戦を行う。
その前に近藤に課せられた試練、それが山田太郎監督とのエキシビジョンマッチ。10分間という時間の中、山田は近藤との対戦の中で様々なアドバイスを送りながら攻撃を続けていく。近藤も必死に食らいついていく。ヘッドロック、フライングメイヤー、エルボーパッド、ショルダータックルという明訓王子学校で教えられた技。
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ボディースラムやドロップキック、デビュー直後の選手にとっての大技も放っていく。山田が近藤に馬乗り状態の体勢になった場面で10分間経過のゴングが打ち鳴らされ、エキシビジョンは終了。
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山田は近藤に対し、「今の試合でこれだけ疲れていたら、普通の試合になったら声も出なくなるし起き上がれなくなっちゃう。そんな若手なんて誰も応援しないぞ。来月に向けて基礎体力で体を作って、あとは技術の練習。スパーリングがいいよ。」三阪に対しては「デビュー先越されたからって腐るなよ!」と釘を刺すことも忘れない。明訓王子学校の第一期が終了し、ついてきたのは近藤と三阪の二人。山田は何としてもしっかりとしたデビューをさせ、プロレスの厳しさや奥深さ、そしてリングに上がった者にしか感じることの出来ない何かを伝えようとしている。

近藤洋史、1986年9月23日生まれの28歳。彼にとっての新しい歴史が始まろうとしている。

▼明訓王子学校卒業エキシビジョンマッチ(10分)
△山田太郎(0-0) △近藤洋史 ※エキシビションマッチのため、勝敗はなし

渡辺宏志チェアマンの挨拶、各試合の見所解説を経て選手入場式に。挨拶は田村和宏。
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「近藤のエキシビジョン見てもらったと思いますけど、たくさん課題が見つかったと思います。そこを如何に直していくかは、これからの近藤の成長になっていくと思います。
そして僕らも無宿にやられまくっていますけど、今日ロシアから助っ人スーパーモスクワマシーンが来てくれました!!この最強助っ人と、今日僕らHEAT-UPが勝って新百合ケ丘に行きたいと思います!
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そして、ワンチューロがチリに帰ってしまう。今日熱い試合して、王子の皆さんにワンチューロありを是非見せて下さい!!」
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ワンチューロは「みんな、今日、楽しく、やりましょー!!」と力強くアピール。明るいワンチューロの言葉に館内から大きな声援が起こる。

▼第1試合 ワンチューロHEAT-UPラストマッチ Good-byeワンチューロ! シングルマッチ 15分1本勝負
○ワンチューロ【チリ】(6分56秒 片エビ固め)●石田慎也【スポルティーバ・エンターテイメント】
※GUANCHULO 1/2
この試合がHEAT-UPにおいての最終試合となるワンチューロ。ちなみにワンチューロがHEAT-UPで試合を行ったのはこの日を含めると全部で4回となる(2013年6月15日対渡辺宏志戦/12月28日対福田洋&ジョシュ・オブライエン戦/2014年2月15日対福田洋&アナルコ・モンターニャ戦)。
最初は突拍子もないレスラーという印象を受けたが、日本で試合を重ねていく毎に元来の明るい性格もありファンに受け入れられていった。最終試合であるが湿っぽさは全く感じられず、いつものように明るく入場するワンチューロ。
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「花を持たせるつもりは無い」スポルティーバの石田慎也はきっちりと勝利し、再び打倒王子(キツネ)空手軍を目指したいところ。つま先や頭に噛み付いてペースを乱そうとするワンチューロに対し、腰への集中攻撃を敢行する石田。
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しかしめげないワンチューロはバックの取り合いから後頭部へのキックを皮切りに串刺しエルボー、ランニング・セントーン、果ては石田の背中を爪で引っ掻くという独特の攻撃で再び石田の流れを断ち切ってみせる。
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なおも蹴り足を掴んで変形のネックブリーカードロップ、串刺しラリアットと繋げていくワンチューロ。石田はリングの対角線を走ったワンチューロにジャンピング・エルボーを放ちようやく反撃。
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ハーフハッチからミサイルキック、再びハーフハッチと攻め込むが、コーナーに登ったところをデッドリードライブで投げ捨てられてしまう。
すかさず逆さ押さえ込みや丸め込みで石田を慌てさせ、アピールからスーパーキックを繰り出すが石田がキャッチ。得意のRKOで突き刺すがカウントは2で跳ね返される。それでもエルボーで突破口を開こうとするが、ワンチューロはヘッドバットを胸板に叩き込み、ブレーンバスターの要領で持ち上げると膝をついて石田の脳天を垂直に突き刺すGUANCHULO 1/2でフォール勝ち。
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ワンチューロの明るさはどの大会でも観客を、対戦相手をハッピーな気分にさせてくれる。日本で戦ったことを誇りに思って欲しい。
Sí, hasta que un día se encuentre de nuevo, es nuestro amigo.(さらば友よ、また会う日まで)
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▼第2試合 王子版異種格闘技戦 相撲vs空手タッグマッチ 20分1本勝負
○たけむら光一【王子(キツネ)空手軍】&中川達彦【王子(キツネ)空手軍】(8分19秒 TKO勝ち)星誕期【DDT/相撲軍】&●柴山貴哉【DEP/相撲軍】
※ランニングミドルキック→レフェリーストップ
「王子と言えばお狐様、それをもじってみました。『王子』と書いて『キツネ』と読む。今日から『王子(キツネ)空手軍』のスタートです!」
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試合後のたけむらに話を聞くと、こんな答えが返ってきた。当日より自分達の軍団名を王子(キツネ)空手軍と改めたたけむらと中川。
しかしこの日の対戦相手は最近HEAT-UPマットにアンデス山脈のように立ちはだかる星誕期、そして先月の対決を経て相撲軍入りを表明したDEPの柴山貴哉。軍団名を改め、プロレスとの対決に闘士を燃やすたけむら&中川にとっていきなり巨大な壁が立ちはだかった。
王子(キツネ)空手軍がSurvivorの「Eye Of The Tiger」で入場してくれば、相撲軍は「相撲甚句」での入場。浴衣姿で入場した星誕期、その浴衣を脱いだ途端館内からどよめきが。
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漆黒のまわし姿。元十両力士・星誕期偉真智の姿が王子のリングで見られるとは誰が思っただろうか。
先発は星誕期とたけむら。四股を踏み臨戦態勢の星誕期に対し、たけむらは下段、中段蹴りや正拳突きを打ち込むもアンデス山脈は動かず。
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逆に両手突っ張りを一発星誕期が叩き込むと後ろに大きく吹っ飛ぶたけむら。相撲対空手というプロレスのリングで行われる異次元の異種格闘技対決は早くもHEAT-UP。
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柴山と中川に交代すると、面白いように中川の打撃が柴山の身体に刻み込まれる。しかし柴山もプロレスラー。
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中川の突きをかわしてDDT、ストレッチ技からボディースラムと繋いでいく。「相撲軍なのにプロレスじゃねえかって?うっせぇ、オラッ!」と背中で叫んでいるようであった。
柔道の心得もある中川、柴山の逆十字を切り返してスタンドに戻ると下段蹴りから正拳突き、上段回し蹴りに繋いで柴山からダウンを奪う。たけむらの踵落としに再びダウンを奪われるが、コーナーから星誕期の「まだいける!立って!」の激が飛ぶ中立ち上がっていく柴山。中川をエルボーの連打でぐらつかせてボディースラム。星誕期が出てくると怒涛の電車道突っ張りからコーナースプラッシュと中川を攻め込んでいく。
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たけむらがカットに入り、王子(キツネ)空手軍二人がかりでの中段蹴りを星誕期に叩き込んでいくが、中川の蹴りをキャッチした星誕期が「行け!」と柴山を呼び込むと「ロックオン!」からの串刺しエルボーを叩き込んでいく。続けてコーナーからのダイビング・ボディープレスで追撃し、ロープに走る柴山だが、待っていたのは中川の回し蹴り。続けて芝山を立たせてからの回し蹴りを叩き込んでいく中川。コーナーに控える星誕期をたけむらが場外に叩き出すと、たけむらの上段と中川の水面蹴りの合体技(トータルイルミネーション?)へ。
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ふらつく柴山、コーナーに登ったたけむらがダイビング式の胴廻し回転蹴り!浅いと見るやロープに走ってランニング式の下段蹴りを柴山の胸板に叩き込むたけむら。
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レフェリーのてっしー手島がカウントを数えるが途中でストップ。レフェリーストップによるTKO勝ちをもぎ取った王子(キツネ)空手軍初陣での勝利となった。
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本部席で柴山の状態を心配する渡辺チェアマン。「舌が喉に巻き込まれていないか確認して!」と介抱に向かった近藤に告げる。幸い大事には至らず柴山は星誕期&セコンドの肩を借りて退場した。
内容に納得がいかなかったのか、勝利を確認するといち早く退場した王子(キツネ)空手軍。再び4月大会での爽やかなエンディングのような遺恨も何もない健全な決着をつけられる日はまた訪れるのか。
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実況:弥武芳郎リングアナ
解説:渡辺宏志チェアマン
レフェリー:てっしー手島(エキシ&第2試合)&ミスター村杉(第1試合)

Reported by 敷島博士

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