4・26HEAT-UP MON☆STAR13 試合レポート~王子明訓学校-第2試合~

4・26HEAT-UP MON☆STAR13 試合レポート~王子明訓学校-第2試合~
―HEAT-UP MON☆STAR13 王子明訓学校~第2試合―

世間ではゴールデンウイーク突入間近、前の週に突然訪れた季節はずれの寒波はどこへやら。
下手をすると半袖で外出しても申し分のない気候となった2014年4月26日。HEAT-UPの王子定期戦は数えて13回目。
会場内には先月の大会から子供の姿が多く見られるようになった。地元に貢献しようとしているHEAT-UPにとっては嬉しい事であろう。

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開場からリング内では練習生・三阪&近藤のウォーミングアップ。ドリンクカウンター付近ではメインレフェリーであるてっしー手島による「手店」が開かれており、きちんと蛸のぶつ切りを入れたたこ焼きが販売されていた。相変わらずHEAT-UP会場内の物販ブースはどこも活気が溢れている。

■王子明訓学校開校。
この日のメニューはロープワーク→受け身→ロックアップからロープに投げてショルダータックル→タックルのおさらい→ロックアップからフライングメイヤー→フライングメイヤーからスリーパーへの繋ぎ→エルボーの打ち方と続く。特に山田監督のエルボーは切れ味が鋭く、三阪&近藤から受けても「弱い!」と一喝。エルボーを近藤が放った所でタイムアップ。
ここで山田監督から「王子明訓学校一学期終了」が告げられる。更に近藤練習生の6月大会でのデビューが発表される!
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対戦相手は何と、新日本→SWS→UWFインター→キングダム→NOAHと所属してきた佐野巧真!!
山田監督から卒業証書を受け取った近藤、培ってきた今までが報われた瞬間でもあった。尚、近藤は5月大会に於いて山田監督とのエキシビジョンマッチも行われる。横でこの光景を見ていた三阪は「悔しすぎて涙も出ない」と心境を露わにする。結果は結果として受け取り、それもまた自分の糧として進んでいくしかない。観客の前で「プロ」として試合を行う為にはそれ相応の技術や体力等様々な条件が必要となる。
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近藤は今回、コーチである山田太郎が条件を満たしたと判断しデビューさせるに至ったが、試練となるのはこれから。自分にとって何がプロとして必要なのか、それを身をもって学ぶことになるであろう。
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渡辺宏志チェアマンの挨拶、各試合の見所の後全選手入場式。
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選手代表挨拶は田村和宏。
「近藤のデビュー戦が決まりまして、僕も今泣きそうなんですけど…
近藤がいい流れを作ってくれたんで、メインまで繋げて、そして今日一日良い大会にしたいと思います!
そして、この「ネバーギブアップ精神」で(藤波辰爾の著書「ライバルをつくれ!そして勝て!」を手にして)新百合ケ丘大会に繋げていきたいと思います!」(リング上では「青春」と言っていたようだが上記のように言いたかったのであろう)

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■第1試合 王子版異種格闘技戦 プロレスvs空手シングルマッチ 15分1本勝負
○たけむら光一【空手軍】(7分51秒 TKO勝ち)●風戸大智【ユニオン】
※ヒザ蹴り→レフェリーストップ
前回大会にて、空手軍の中川達彦が石田慎也に敗れてしまった事もあり、トップであるたけむらが出陣。セコンドには中川と門下生が就く。対する風戸はいつもの通り元気いっぱいに入場。正統派なたけむらの打撃に対し、風戸もどこから飛んでくるかわからない蹴りやエルボーを持つ。
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蹴りで牽制するたけむらに対し、風戸はヘッドロックで絞り上げる。しかし一度自分の間合いに入るとたけむらの容赦ない蹴りが風戸を襲う。数度ダウンを重ねてしまう風戸。それでも真正面からたけむらに向かっていく。
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風戸のエルボーに対しては前蹴りや正拳突きで対抗していくたけむら。風戸もお返しとばかりに掌底を打ち込んでいく。打撃戦ならこちらのものとばかりに、風戸の打ち込んだ「倍返し」を刻み込んでいくたけむら。上段蹴りや胴廻し蹴りでダウンする風戸。膝蹴りから首投げで倒した風戸に対しても蹴りを放っていく。
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逆に変則のキックでダウンを奪われると、たけむらは場外にエスケープ。蹴りを掴まれてドラゴンスクリューで反撃された時もこの戦法を使う。館内からはブーイングが飛ぶが、プロレスに対しても熟知しているたけむらの作戦。
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場内に戻ったたけむらのバックを取った風戸は強引にジャーマンで投げ捨てる。更にヘッドバットで突っ込んでいく風戸。頭のみならず腹部へも頭突きを放っていく。受けに回っていたたけむらだが、腹部へのヘッドバットに膝蹴りのカウンターを合わせると前のめりにダウンする風戸。手島レフェリーが危険と判断し試合を止め、たけむらのTKO勝ちとなった。
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立ち上がりたけむらに握手を求める風戸。「正面からガンガン来てくれて気持ちよかった」と試合後語っていたたけむら、その握手を受け風戸を称える。そしてリング上で互いに礼。先月までは殺伐とした感のあった空手軍対プロレスの異種格闘技戦であったが、風戸という存在により清々しい戦いをリング上で展開する事が出来た。遺恨無しの真っ向勝負は、見る側としても望むところ。

■第2試合 誕期山脈にロックオンタイム!シングルマッチ 20分1本勝負
○星誕期【DDT】(6分00秒 片エビ固め)●柴山貴哉【DEP】
※ブエノスアイレス午前零時
今年の1月25日、首の怪我を克服し自らのデビュー10周年を飾ったDEP(ダイワエンターテイメントプロレスリング)の柴山貴哉がHEAT-UP初参戦。その対戦相手は先月大会で凄まじいインパクトを観客に与えたDDTの星誕期。
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入場時、自らへの声援に対して「うっせぇオラっ!」と返す『柴山節』は健在。初めて柴山を見た観客にとってはどうかと思われるだろうが、これがずっと続けている『柴山節』なので、次に柴山が参戦した際にはどうか大きな声援を送って貰いたい。
そんな柴山ではあるが、相手は巨漢の星誕期。どう切り崩して行ったら良いのか、リング上で「どうしよう?」と思わず呟いてしまうほど。かたや星誕期はタックルで吹っ飛ばし、踏みつけ、軽々とスラムで叩きつけ、それだけで普通の人だったら病院送りになるであろうエルボードロップを叩き込み、柴山の治った首を再び引きちぎらんとするようなチンロックで絞り上げる。
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コーナースプラッシュからブレーンバスター、そして早くも高角度チョークスラムでとどめを刺そうとする星誕期。これを振りほどき、再度のコーナースプラッシュを自爆に終わらせると「ロックオン!」から串刺しエルボーバットを叩き込んでいった柴山。ブルドッキングヘッドロックから袈裟固めで絞り上げるがニアロープ。
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エルボーの連打からロープに飛び、星誕期のラリアットをかわしてフライングフォーアーム、コーナーに登って華麗なフォームでのボディープレスを放った柴山。
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しかし柴山の反撃もここまで。体を一回転させる程の衝撃を加えた星誕期のラリアットから、すかさずコーナーからのボディープレス「ブエノスアイレス午前零時」一発で仕留められてしまった。
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インパクトのあり過ぎる星誕期、その影に隠れてしまった感じのする柴山貴哉HEAT-UP初試合。それでも「うっせぇオラっ!」の精神で、いつの日か王子のリングで得意の「ロックオンタ~イム!」からのダイビングエルボーが炸裂する日が来る事を期待したい。
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館内実況:弥武芳郎リングアナ
解説:渡辺宏志チェアマン
レフェリー:てっしー手島

Reported by 敷島博士

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