11・8HEAT-UP新百合ヶ丘大会全試合結果


【飛龍新百合ケ丘伝説~レジェンド・オブ・レジェンド~】
日時:2015年11月8日(日)
開場12時/開始13時
会場:神奈川・新百合トゥエンティワンホール
観衆:331名

▼開場前
社会福祉法人育桜福祉会・しらかし園利用者の皆さんによる就労体験が実施された。観客への配布物を束ねたり、雨の降る中新百合ケ丘駅付近でチラシを配布したり。開場直後には観客に配布物を手渡しする等の就労を行なった。大会スタッフとして試合を観戦後、大会終了時には手渡しで賃金が支払われる。障がいを持つ方々への支援として行われているこの働き、「プロレスで社会貢献をしたい」と常々語っている田村和宏の言葉が具現化した一環である。
会場ブースでは出場各団体や選手による売店が展開される中、多摩区でカレー店「カーニーマム」を経営する北原光騎が出張カレー店を展開。大勢の観客がカレーに舌鼓を打ち、気がつけば完売!
午後12時30分、登戸を中心に活動しているバンド「masa2sets」のミニライブが行われる。観客とリング内を一体化させるため、掛け声をかけてもらったり拳を突き上げてもらったり。てっしー手島やHEAT-UP練習生、何故かタケシマケンヂや謎のマシンマスクの男も会場内を回ってアピール。会場内がおおいに温まった。

▼オープニング
てっしー&やぶちんのインフォメーションコーナー。今回は各試合の見所とHEAT-UP全面協力映画「アンダードッグ/カウント3.1からのパイルドライバー」11月9日上映会にて田村・てっしー・兼平によるトークショーが行われる事を発表。
ゲスト解説者として招かれた須山浩継氏と元SDN48・たかはしゆいさんが紹介される。須山氏は「藤波さんの試合を解説するのは緊張します。SDN48といえば、昔○○○という女子プロレスラーがオーディションを受けて落ちたんですけどね。」といきなりのサービストークを披露する。二度目のゲスト解説として招かれたたかはしさんは「今日も楽しみにして来たので、皆さんと一緒に盛り上がりたいです」と告げる。
オープニング映像の後選手入場式。必要以上に自分たちを誇示する将軍TYヤマダとタケシママシン…どこかで見たような?地元選出・衆議院議員の笠浩史さん挨拶の折には何故か菊タローがちょっかいを出してくる。しらかし園長別府政行さんに収益の一部を手渡す田村。
田村が代表挨拶をしようとすると、何故か菊タローがマイクを掴む。渡辺宏志に諫められて渋々マイクを田村に手渡す菊タロー。
「新百合ケ丘は今年二回目、僕は『挑戦し続けたい』と言っているので一年に二回大会を開催したのですが、プレッシャーが大きすぎて体調を崩してしまいました。でも全力で治して今は元気です。プロレスは選手だけではなくお客さんも一緒になって盛り上がるものです。大きな声を出して応援してください!」田村の挨拶時、ずっとそばに寄り添うヤマダとタケシママシン。必要以上にアピールを繰り返す菊タロー。最後はJボーイズと菊タローそして田村による円陣、Jボーイズに両手を挙げられて嫌がる田村、といつも通り会場を温めていた。

▼第1試合 “オープニング・ド根性!”
シングルマッチ 15分1本勝負
○近藤’ド根性’洋史(9分13秒 片エビ固め)●仲川翔大
※ブレーンバスター
初遭遇から半年、遂に両者によるシングルマッチが組まれた。過去の対戦ではタッグマッチながら仲川が直接近藤からフォールを奪っている経緯があり、デビュー戦の地である新百合で雪辱を晴らしたい近藤。
先制のドロップキックから攻める近藤だが
、仲川は顔面への膝蹴りで場外に落とすとトペ・コンヒーロ!リングに戻るとWARスペシャルから後頭部への低空ドロップキック、スリーパーと繋ぐ仲川。
組み合うのを嫌ってその場飛びのドロップキックで反撃する近藤、得意のバックフリップからド根性デスロックへ。苦しむ仲川だがロープに手を伸ばして窮地を脱する。
仲川はソバットから延髄斬り、串刺しダブルニーから顔面への低空ドロップキック、ミサイルキックと縦横無尽に近藤を攻撃。エルボーと逆水平のラリーで優位に立つが、腰を落とした近藤は抱え上げてスパインボム。至近距離からド根性ホームランを炸裂させ、とどめは最近使っていなかったブレーンバスターで仲川を叩きつける。ガッチリと片エビ固めで押さえ込んで3カウント。近藤がデビューして以来のシングルマッチ初勝利をもぎ取った。
館内から万雷の拍手と声援、たかはしゆいさんから勝利者賞を受け取った近藤は全身でアピール。敗れた仲川は近藤に歩み寄ると顔面を張っていく。負けじと近藤も逆水平、同じ時期にデビューした両者の戦いはこれで終わるはずがない。

▼第2試合 “ドタバタ☆新百合ケ丘スクランブルファイト”
タッグマッチ 20分1本勝負
将軍TYヤマダ&○スーパータケシママシン(11分37秒 反則勝ち)渡辺宏志&●菊タロー
※ミニチュアバット攻撃

▼再試合
タッグマッチ 20分1本勝負
渡辺宏志&○菊タロー(22秒 反則勝ち)将軍TYヤマダ&●スーパータケシママシン
※マスク剥ぎ
インフォメーションコーナーで弥武リングアナから「温かい目で見守ってあげましょう」と散々言われてしまっていた第2試合。Jボーイズの入場テーマは懐かしの「ストロング・マシーンWe are No.1」。あくまでもマシーン軍を貫くヤマダはコーナーで「GO!マシンGo!」と連呼するが、タケシママシーンはマスクをずらして「タケシマ」コールをアピールする。
遂にはマスクを脱いでタケシマケンヂとして渡辺と握手する。正々堂々なのか、面倒くさくなったのか。両軍交代、ヤマダ…山田は菊タローとルチャムーブの攻防。コーナーからのアームホイップで投げ飛ばすと得意げにポージングする山田…背後からキラーと化した菊タローが山田の背中にハンマーブロー。
渡辺のストロングスタイル、キラー菊タローの逆水平で防戦一方の山田。タケシマと交代するが同じように攻め込まれてしまう。タケシマのスピアから山田のムーンサルトで一度は攻勢に出るJボーイズだが、不用意に山田がヘッドロックを仕掛けると渡辺のバックドロップ。いつの間にか上半身のコスチュームを脱いだ菊タローは逆水平でタケシマを追い込み、「あれは何や?」からのグーパンチでダウンさせる。
お約束のブレーンバスターで投げられた菊タロー、ここでJボーイズはKYスペシャルと魔神風車固めの二重奏!解説の須山氏も感心してしまうコンビネーションに会場の一部から歓声が湧き上がる。
しかしそこはJボーイズ。まず村杉レフェリーをダウンさせると続いて菊タローを眠らせる。レフェリーを介抱する渡辺をよそに、タケシマはいびきをかいて眠る菊タローに凶器を手渡し横でダウン。菊タローとレフェリーが気づくと…すかさず反則裁定のゴングが打ち鳴らされる。
勝利をアピールするJボーイズ、しかし菊タローがマイクを掴む。
菊タロー「待て待て待て待て、すとっぷざみゅーじっく…ってもう止まっとるかオイ(館内笑い)。待て待て、何があった?俺が何した?」
村杉レフェリー「凶器使って、反則だよ!」
菊タロー「よく見ぃよ、なぁ?(ミニバットで村杉レフェリーの脳天に一撃)」
村杉レフェリー「ぎゃあ~!(リングに崩れ落ちる)」
菊タロー「おかしい!そんなに痛い訳ないやろ!今時100均でもこんなレベル売ってねぇぞ。もっといいのあるよ!」
山田「人でなし!」
菊タロー「やってねぇよこんな事お前!えぇ!?何だこんなおもちゃでこの野郎…お前な、今日はHEAT-UPのビッグマッチだぞこの野郎!こんな賑やかして帰れる訳ねぇだろ!新百合ケ丘の皆さんは、熱い試合を見に来てるんだこの野郎!!(館内拍手)このまま俺が帰れるかこの野郎!!
オイ!再試合やれ再試合!やってやるぞこの野郎!いいですかお客さ~ん!!(館内大きな拍手)よ~しよしよし、ゴング鳴らせオラァ!!」
ここ最近、HEAT-UPのリングでは熱い戦いを行っている菊タロー。再試合のゴングが鳴り響きキラー菊タローが再び…と思われたその時。村杉レフェリーの注意を反らせた菊タローは山田に急所蹴り。苦しむ山田を前にスポッとマスクを取り山田に手渡す菊タロー…「あ~!!」マスクを取られた事をアピールする菊タロー、即座に反則裁定のゴング。再試合が始まって僅か22秒。
勝ち誇る菊タロー、眼前に立ちはだかるJボーイズ…何かをわかりあった菊タローとJボーイズはガッチリと抱擁。最後は三人で両手を挙げリングを去っていった。取り残された渡辺宏志は、わけもわからないまま四方に一礼して去っていったとさ。

▼第3試合 “我闘雲舞提供試合~ハートアップガールズ2015~”
6人タッグマッチ 30分1本勝負
○里歩&SAKI&MIZUKI(15分23秒 丸め込み)さくらえみ&●帯広さやか&「ことり」
新百合ケ丘大会恒例となっている我闘雲舞勢による6人タッグマッチ。今回はブリバトのSAKIとMIZUKIが加わる。もちろん両者共HEAT-UP初参戦。ブリバトが歌いながら入場、里歩も加わりリング中央で「ハートアップ!」さくら組が入場しコールを受ける。と、突如マイクを握るさくら。
さくら「ちょっと一言いいかしら?ブリバトさん?里歩さん?あなたたち、試合前に歌うなんて随分余裕じゃないの。私たち三人がアイドル活動しているのを知ってて、挑発しているのかしら?「ことり」さん、おびさん、どう思う?」
帯広&「ことり」「お前たち、ふざけんなー!!」
さくら「まさに『ふざけるな』って感じだよ!だって、私たちだって歌いたいぞー!!(館内拍手)まあでも、プロレスラーとしてのプライドがありますから、私たちはこの試合に勝って!歌うぞー!!」
三人「エイエイオー!エイエイオー!」
試合開始、六人それぞれがファーストコンタクト。さくらとSAKIの対戦でSAKIがさくらをぶっ倒すとMIZUKIも加わり「ハートアップ」のポーズを決めようとする。さくらがこの体勢を崩すと館内からはブーイングが。それでもMIZUKIと里歩のダブルドロップキックから三人がかりで大きな「ハートアップ」ポーズを決めると館内から歓声が上がる。
MIZUKIがさくら組に捕まる展開。特にさくらは「さくらえみ~70キロ~!」を皮切りに技を出す度に体重が10キロ増えていくという不思議な攻撃を披露する。MIZUKIがヘッドシザースホイップで脱出すると今度は里歩組が反撃。
里歩のジャンピング・ニーからSAKIのフェースクラッシャーと繋ぎ、さくらの上にどんどん選手を重ねていく。さくら脱出、「ことり」がSAKIに絡みついて卍固め。これを抜け出したSAKI、MIZUKIとのブリバト連携から「ことり」にブルズアンヘリート。里歩のパロスペシャルとMIZUKIのORAPも加わった三重奏がリング内で繰り広げられた。
さくらと里歩の一騎打ち、重いチョップで里歩を凌駕するさくら、里歩は機動力を生かして丸め込みやダブルフットスタンプで対抗。さくらのダブルアーム式バックブリーカーからSAKIの背中に乗り押しつぶす。更に「ことり」とのトランスフォーマー攻撃を決め里歩を攻め込んでいく。
コーナーからのスプラッシュ攻撃を読まれたさくら、宙吊り状態から里歩のダブルフットスタンプを食らう。しかし風車式バックブリーカーで反撃、帯広のミサイルキックに繋ぐ。両チームによるブレーンバスター合戦、里歩組が投げ飛ばすとさくらが「ことり」の上に乗っかってしまう。
このチャンスに里歩が帯広にダブルフットスタンプ。苦しむ帯広だが隙を突いて帯広マジックを里歩に。完璧に決まりまさかの場面を作るがカウント3ギリギリで肩を上げる里歩。帯広が里歩を捕まえ、さくらが大見得から延髄斬り。ところが帯広の後頭部に炸裂してしまい、そこを里歩が丸め込んで3カウントを奪取。
勝った里歩がマイク、「さくらさん、勝って歌うんじゃなかったんですか?」「勝ちたかった~」とさくらが泣き顔で悔しさを露わにする。里歩は「でもね、そんな負けたさくらさんたちにピッタリの曲があるんです。『負け戦』一緒に歌いませんか?」この里歩の言葉に一気に表情が明るくなるさくら、「歌うぞ~!!」と元気になる。ここから我闘雲舞による歌のステージに。歌い終わるとブリバトも加わって大円団で終了した。

▼第4試合 “HEAT-UP vs. 無宿~「総力戦!」~”
8人タッグマッチ 45分1本勝負
アミーゴ鈴木&原学&LEONA&○兼平大介(13分54秒 片エビ固め)PSYCHO&●CHANGO&那須晃太郎&SHINYA ISHIDA
※ランニング・ニーリフト
メインに出場するアラケンのためにも負けられない無宿、アミーゴのコールと同時に襲いかかる。リング内に戦場が戻ると、原と那須という前日ハードヒットに参戦した者同士の対戦に。HEAT-UPのリングで両者が対峙するのは初。PSYCHOが出てくると、LEONAと兼平が出てきてツープラトンのフェースクラッシャー。しかしお祭り大会の際肩を痛め復帰二戦目となった兼平が無宿連携に捕まるとそのままローンバトルを強いられてしまう。
ISHIDAへのコンプリートショットを決めた兼平が脱出、新百合大会で対無宿三連戦となるLEONAは次々と改良式ドラゴンスクリューを決める。ISHIDAをエルボーで仰け反らせて人間風車を鮮やかに決めるLEONA。因縁のある原とPSYCHOが対峙すると、シザースキックをかわした原が飛び付き腕十字。
アミーゴと原の連携も決まりHEAT-UPサイドが有利になると思われたが、ここでもキャリアの一番浅い兼平が捕まってしまう。コーナーに登ったCHANGOを落とそうとするが、逆にボム式に叩きつけられてしまう。ところがこれを逆手に取った兼平はCHANGOに三角絞め。リング中央で極まり金星か?と思われたが絞りきれず。ニーリフトをかわされ、PSYCHOのパウダー攻撃をモロに食ってしまう兼平。
再び無宿の連携に翻弄されるHEAT-UP軍、しかし兼平を狙ったブラックボックス攻撃がまさかの誤爆。その隙を逃さなかったHEAT-UP軍はCHANGOに対しLEONAのフライングフォーアーム、原の右ハイ、兼平の直下式ブレーンバスターと畳み掛けるが何とかPSYCHOがカット。
それでも諦めなかった兼平はCHANGOが立ち上がるのを待って得意のランニング・ニー一閃。片エビ固めで押さえ込むとてっしー手島レフェリーのカウントが3回マットを叩いた。兼平がデビュー2年目に入りいきなり無宿の一角であるCHANGOからピンフォール勝ちをスコアしたのだ!
堂々と勝ち名乗りを受けるHEAT-UP軍。中でも殊勲の星を挙げた兼平に対しては館内から大きな声援が沸き起こる。悔しがるCHANGOをなだめるかのように退場する無宿、試合後「兼平の野郎…」と言うCHANGOに対し那須は「いや、兼平はやっぱり違いますよ」と実力を認める発言をやめていない。
11月28日王子大会にて、師匠である田村和宏と初のシングルマッチを行う兼平大介にとってこの勝利は大きい。デビュー2年目の若人が師を乗り越え名古屋での盟友対決に駒を進めるのか、巨大すぎる壁に阻まれるのか。そして那須の言葉にどう答えを出すのか…??

▼第5試合 “SHIN-YURIパンクラチオン”
シングルマッチ 60分1本勝負
○佐野巧真(13分20秒 体固め)●岩本煌史
※ノーザンライトボム
HEAT-UPや他のマットでも実力を認められたスポルティーバの岩本煌史。新百合大会でシングルのセミファイナルを任せられる立場となっていた。しかし立ちはだかるのは佐野巧真という大きな壁。観客の期待が岩本のコール時に投げ込まれる紙テープに込められていた。
オーソドックスなグラウンドの展開から、気がつくと佐野がフェースロックで絞り上げている。岩本のダブルリスト・アームサルトで投げられた直後にも体重をかけたフェースロックを極め緊張を走らせる。「いつでも決めてやるぞ」という佐野の怖さがにじみ出た場面。
岩本もエルボーで打ち崩そうとするが、そこに佐野のソバットが火を噴く。続けてコーナーからダブルフットスタンプ!食らった岩本が場外にエスケープする程の威力。攻撃の手を緩めない佐野はフロントネックロックから羽根折り固め、吊り天井からカベルナリア、足四の字固めと流れるように繋ぐ。若さがあるとはいえ、ここまで連続攻撃を食らってしまうと岩本も苦しい。
ブレーンバスターで投げ返した岩本、再びエルボーで佐野の牙城を崩しにかかるが打ち下ろすような佐野のエルボーに頭が下がる。ロープに走った佐野、ワンチャンスを見逃さなかった岩本は得意の払い腰!そこから脅威の肩固めに繋ぎ佐野を絞り込んでいく。必勝パターンで勝負に出た岩本だが、サブミッションの技術に関して佐野巧真は岩本の遥か上を行く身。ポイントをずらしてロープにエスケープする。
それでもまだ切り札を残している岩本、ソバットを食らいながら佐野を大外刈りで叩きつけジャーマンスープレックスホールドへ。重い佐野を投げきりブリッジも見事に決めたがカウント2。今度はオリジナルのボム技を試みるが佐野はボディーブローでカット。顔面を張ってぐらつかせた佐野目がげて走り込んだ岩本だが、待っていたのは右腕でのラリアット。「目から火花が出た」と岩本が試合後言っていた程の衝撃。
佐野はダブルフットスタンプから敢えて逆エビ固めへ。岩本はノーザン狙いを首固めに切り返すのがやっと。ソバットや打ち下ろすエルボーをまともに食らい、片膝立ちになった所を後頭部へのキック。投げ捨てパワーボムで思い切り叩きつけられ、それでも肩を上げる岩本に「終わりだ!」と叫んでノーザンライトボム。昭和の壁が脅威の肩固めを凌駕した。
試合後、佐野の方から岩本に歩み寄り握手を求める。その表情からは「久しぶりに若いヤツと手応えのある試合ができた」と満足気なものがうかがえた。敗れたとはいえ岩本は昭和の壁に亀裂を入れた。このまま脅威の肩固めでシングルベルトの戴冠を果たす、岩本の背中にはそう書いてあるように思えた。

▼第6試合 “飛龍新百合ケ丘伝説~レジェンド・オブ・レジェンド~”
タッグマッチ 時間無制限1本勝負
田村和宏&○藤波辰爾(15分28秒 ドラゴンスリーパー)●新井健一郎&ヒロ斎藤
例によりHEAT-UPユニバーサル王座ベルトを腰に巻いて登場するアラケン。もちろん「無宿のレジェンド」として招聘したヒロ斎藤をたてることも忘れていない。ドラディションのジャンパーを着て入場した藤波、アラケンが腰のベルトをどうだと見せつけているよう。
田村まで入場すると、田村の両親らによる花束贈呈のレセプション。記念撮影に応じる田村らに対し、「さっさと終われよ…」と呟くアラケン。田村のコール終了と共に襲いかかるアラケンとヒロ。ブロンド・アウトローズ時代を彷彿させるヒロの強襲、受け取った花束を使ってクロスラインを放つアラケンの暴挙に館内から怒号のブーイングが。
アラケンの突進をかわし、ドロップキックを叩き込んだ田村は藤波とタッチ。ショルダースルーからレッグロックとアラケンを攻める藤波。ヒロは藤波を片足タックルで倒してレッグロックにいくが、藤波切り返してスタンドへ。力比べで劣勢に立つ藤波、復帰二戦目でまだ腰に不安が残っていたのか。
田村はヒロに対し、キックからボディスラムの体勢。踏ん張ったヒロはDDTで串刺しにする。ここからヒロのインサイドワークとアラケンのラフに田村が捕まってしまう。ヒロが田村の首を狙っていくと、二人立て続けにテーピングを使ったチョーク攻撃。田村の顔から血の気が引いていく。
延髄斬りから窮地を脱した田村、藤波にタッチする。両足を取ってヒロをテークダウンさせた藤波はガッチリとサソリ固めへ。アラケンのカット、ヒロのチンクラッシャーから今度はアラケンによる「掟破り破りの逆サソリ」へ。藤波が未遂に終わらせるとアラケンにサソリ固め。
田村がミサイルキックからコンビネーションキック。串刺し攻撃を狙うがアラケンがパトリオットバスター。そして「シャッターチャンスだ!」と叫ぶとヒロの重爆セントーンがモロにヒット!腹部をおさえて悶絶する田村、ロープに振られても動けない状態。そこを何度もフォールするアラケン、しかしカウント3だけは許さない田村。館内から響き渡る田村コール。
コールが聞こえたのか、アラケンのパワーボム狙いをウラカンで切り返した田村は串刺しミドルからカウンターのウルトラタイガードロップ。藤波はアラケンの背後に忍び寄りスリーパーへ。泡を吹くアラケン、このまま決まるかと思われたがてっしーのブラインドを突いて急所蹴りを放つアラケン。
アラケンがコーナーから藤波にダイビングニーを放つが、かわされて自爆に終わってしまう。飛び込んだ田村がキックで牽制、ローを放つと藤波に右足をキャッチさせるフォロー。伝家の宝刀ドラゴンスクリューからドラゴンスリーパーに繋ぐとあえなくギブアップするアラケン。勝ち名乗りを受ける田村と藤波の前にようやく入ってくる無宿セコンド勢。ちなみにベルトはちゃっかりアラケンが手にし、誇示して引き上げて行った。

▼エンディング
「ドラゴン・スープレックス」が流れる中、勝利者賞を受け取る田村と藤波。
田村「藤波さん、今日もありがとうございました!作戦成功でしたね!僕が耐えて耐えて耐えて、そして最後藤波さんが決める。もう息ピッタリだなこれ。
いや(ヒロのセントーンが)効いたなでも…藤波さん、前回ここでやったの覚えてますか?その時に藤波さん、ポロッとマイクで『レジェンドをもう一人』って。いや~、苦労しましたよ。まさか、(無宿に)取られちゃいましたね先に。でも…もう余計な事は言わないでもらって(藤波苦笑&館内笑い)、みんな今日復帰二戦目で、藤波さんの声を聞きたいと思っています。是非お願いします!(場内から大きなドラゴンコール)」
藤波「今日も新百合大会にご来場頂き、本当にありがとうございます。そして田村君、ありがとう!僕の腰の状態をわかってくれて、ほとんど俺いらなかったんじゃないか?(館内笑い)まだ復帰二戦目ということでね、まだ本調子じゃありません。一生懸命ね、今…まだ右足の感覚が戻ってませんけどね、一日も早く元のように動けるまで頑張ってまいります!
そして今、田村君が言いましたようにね、昨年の僕との約束がこういう形で帰ってくるとはね?まさか、あっちサイドにレジェンドが来るとはね。ちゃんと言えよ、『こっちサイドに』ってね(館内笑い)。まだまだレジェンドはいます(館内大拍手&田村こける)。でも安心して、次はこっちサイドのレジェンド、こっちサイドのレジェンドいるよ~、大物が!(場内ざわつく)さあ!今日からまた、田村君が悩むんです(館内笑い)。さあ、誰にしようか?
ただ僕の枠、取られないようにね。何かあったら田村君、電話くれるかな?(館内笑い)次回も応援宜しくお願いします!」
田村「いや…また宿題出されちゃいましたね。でも、僕らHEAT-UPは常に挑戦を続ける団体でありたいと思います。僕らが夢みなくて、皆さんに夢を見させる事はできないと思っています。なので、来年も挑戦を続けるHEAT-UPであり続けたいと思って、次の大会決めました!」
映像から次の新百合ケ丘大会が2015年4月16日に開催、そして10月31日には川崎市とどろきアリーナでの大会開催が発表される。
田村「HEAT-UP史上最大のビッグマッチをやります!席数は…何と…6500あります(館内驚きと歓声)。…バカでしょう?(館内笑い)
藤波さん、とどろきアリーナ覚えてますか?多分20年前くらいに…」
藤波「やったねぇ、そう言えば。やりましたねぇ、新日本プロレスでねぇ。おそこを再び超満員にしましょう(館内大歓声)。こうなったら…(右腕をグルグル回す)これもいたりとか…虎のマスクも要るんじゃないかな?」
田村「この会場は25年前に新日本プロレスさんが大会を行って以来、プロレスの興行は行われていません。僕はここ新百合ケ丘もそうですけど、多摩区、麻生区、そして来年は川崎市を全部含めて盛り上げたいと思っています!僕ひとりの力ではどうにもなりません。近藤、兼平、上がれ。
いいか…できるのかオイ…やれんのか?やるしか、今しかないんだぞこの野郎!オイ!」
藤波の前で『飛龍革命』のワンシーンを演じるという程の田村の強靭な心臓には毎回感心させられるものである。
近藤「田村さん、僕は今日デビューして1年半かけてやっと新百合で勝つことができました(館内拍手)。HEAT-UP新百合ケ丘大会というホームで、皆さんの応援があったから勝てたと思います!だからもっと成長して、挑戦して、今度はもっと大きいビッグマッチで勝ちたいです!お願いします!!」
兼平「僕は!HEAT-UPのリングで、プロレスを、やります!!」
田村「必死で一年間頑張りますので、応援宜しくお願いします!そして藤波さん、また力を貸してください、お願いします!!」
雨の中の開催となった4度目の新百合ケ丘大会、大会が終わると雨足も収まっていた。これからのHEAT-UPを占うかのような天候となった一日であった。

【プロレスリングHEAT-UP大会後アンケート】

kakihara-bokin


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