3・15HEAT-UP MON☆STAR12 試合レポート~セミファイナル~


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―HEAT-UP MON☆STAR12 セミファイナル―
休憩時間明けに当日の入場者数が弥武リングアナより発表される。99名と三桁まであと一歩の所で届かず。
■セミファイナル 怪奇十三夜初夜 無宿火拏(ひな)祭り
シングルマッチ 30分1本勝負
小仲=ペールワン【666/プロレス実験団GUYZ!】 vs 新井健一郎【無宿/DRAGON GATE】
前回の大会にて無宿の波状攻撃の果てとはいえ、新井のボディースラム一発でフォール負けを喫してしまった小仲。しかも「楽をさせて貰う」と新井の対戦相手に指名される始末に。ところが最後の最後で小仲が新井に起死回生の反撃を見せ、新井は小仲を「苦手」と称するように。前回から駆け引きは始まっていたのである。
先に入場した新井、ロープを上げて小仲を迎え入れるが、トップロープをひょいと飛び越えて拒否する小仲。お互いの胸を小突きあい、エスカレートした所で試合開始。
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ガウディングやチョーク攻撃で小仲を苦しめ、トップロープに上る新井。気づいた小仲が下からアッパー→パキスタン式アイコノクラズム→座禅ミサイルキックとたたみかける。カウンターのスリーパーをバックドロップで切り返そうとする新井を振りほどき、パキスタン式アサイDDTを決めた小仲。ここで新井は場外へ。場外戦からもみ合う間に手島レフェリーが場外カウント20をカウント、両者リングアウトの裁定が下る。

△小仲=ペールワン(2分22秒 両者リングアウト)△新井健一郎

「え~、皆様の熱い声援のお陰で、わたくし、とっとと、仕事を、終わらすことが出来ましたー!誰がこんなこ汚いあんちゃんと、試合すると思ってんだまともにオマエ。という訳で、これはちゃんとプロレスのな、ルールにのっとって両者リングアウトだ。誰にも文句は言わせねぇ。という訳で、おつかれさまでした。」と言い残しリングを去ろうとする新井。
「あ~待て待て待て。」その新井に待ったをかけたのは渡辺宏志チェアマン。
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「お前まさかほんっとにこれで終わらす訳じゃねぇだろうな?」
「終わりなんだよ、両者リングアウトってのはよ。」と新井。
「認めねぇぞ。このカードを楽しみにチケットを買って下さったお客様だっているんだ。(館内拍手)チェアマンとしての権限により、両者に試合の続行を命じます。」渡辺チェアマンの言葉で延長戦へ。
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新井の背後から襲いかかり、カウンターのチョップからチンロックで攻める小仲。しかしロープに飛んだところをマンハッタンドロップで切り返され、新井のその場飛びドロップキックから再び戦場は場外へ。もみ合う中再び両者リングアウトの裁定が…

■延長戦
△小仲=ペールワン(1分50秒 両者リングアウト)△新井健一郎

「もう、皆様、何も改めて言う必要はございませんね。えぇ?おつかれさまでした~。オメェみたいなカスと、天下のDRAGON GATEがオマエ、試合なんか誰がまともにするかコノ野郎オマエ、えぇ?いい加減にしろ!という訳で、もうわかるでしょアナタ。今日俺どんな気持ちでリング上がったのか。えぇ?マジで帰るぞコノ野郎。」去ろうとする新井。
「いい加減にしろ!!」マイク無しの地声で怒りを露わにする渡辺チェアマン。
「お前な、お客様を愚弄するのもいい加減にしろ!まさか天下のDRAGON GATE所属で無宿のトップが、小仲=ペールワンにビビってる訳じゃねぇだろうな!」
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「誰がビビるかコノ野郎てめぇオイ!」地声で反論する新井。
「だったらやれ!続行だ!」異例とも言える再延長戦を命じる渡辺チェアマン。
再延長戦が始まる。いきなり新井が小仲を場外へ…カウント19でリング内に滑り込む両者。
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新井がカウンターのスリーパーから三角締め、コブラツイストで攻めていく。そのコブラを顔力で外した小仲、チョーク攻撃で反撃されるもコーナーの攻防を制しぶら下がり式ネックツイスト。トップロープに飛び乗って手刀を振り下ろす。
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待ったのポーズで牽制し急所攻撃からジャンピング・パイルで串刺しにする新井。バンデージを使ったチョーク攻撃から小仲に突っ込んで行くも、トップロープ越しに場外にたたき出される。
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再び場外戦になるが、隙を突いてリング内に滑り込む小仲。コーナーに上がった新井を蹴散らすと、場外カウント20が数えられ、何とリングアウトながら金星をもぎ取った小仲!!

■再延長戦
○小仲=ペールワン(6分00秒 リングアウト勝ち)●新井健一郎

館内からは驚きの声と拍手が乱れ飛ぶ。勝った小仲はリング上で大の字。リングに戻った新井は信じられないといったような表情。
「オイ、オイ、オイ、チェアマン、私の話を聞いて頂けないでしょうか?」いきなり低姿勢になり話し出す新井。「何ですかこの試合は?こんなね、リングアウト決着なんかで、わざわざ、王子まで足を運んで下さったお客さん。中にはね、東京に住んでなくて、千葉とか、横浜とか、もしくは大阪とか、遠路はるばる来て下さったお客様もいらっしゃるかも知れないこの会場で、天下のDRAGON GATE新井健一郎が、リングアウト決着なんて試合をしたら、私DRAGON GATEに帰ったらもの凄く怒られますしね。そしてまたお客さんも、まだまだ私は今日自分の持ち技、何も披露してない訳でございましてね。お客さんからね、もの凄い不満の空気を私感じておりますので。という訳でしてねお客さん、再戦どうですかホントに?えぇ?どうですか?お客さんついてきてますよ!」と敗戦を認めようとせず食い下がろうとする新井。
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「勝負はついた。試合は終わりだ!」と新井の目論みをシャットアウトした渡辺チェアマン。
「今度シングルやったら、お遊びじゃ済まさねぇからな!」と言い残して去っていった新井。
かくして今年でデビュー10年を迎える小仲=ペールワンにとって殊勲の勝ち星をゲットした結果が残った。HEAT-UPにとって、また一人心強い助っ人が加わったと言えるだろう。

館内実況:弥武芳郎リングアナ
解説:渡辺宏志チェアマン
レフェリー:てっしー手島

Reported by 敷島博士


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